音楽ランキングのオリコン(ORICON)は8月29日、「CD」「デジタルダウンロード」「ストリーミング」の3要素を合算した「オリコン週間合算ランキング」を、2018年12月19日より開始予定だと発表しました。
同時に「オリコン週間ストリーミングランキング」の発表も開始するとしています。
Billboardに続き、オリコンにも流れがきました。
なんとも中途半端な反映・・・?
オリコンは、すでに2018年10月より『週間CDランキング』と『週間デジタルランキング』を合算した『オリコン週間合算ランキング』の発表を開始する旨を発表していましたが、音楽市場においてストリーミング配信サービスが存在感を増したことを考慮し、ストリーミングのデータについても集計・合算することになりました。
ですが、具体的に反映されるストリーミングの要素を見てみると、
集計対象:「有料会員によるストリーム数」を集計
補足:「曲単位」のランキングとして発表
とのこと。
うーん・・・。
SpotifyとかGoogle Play Musicとか歯抜けになっているのが少し気になりますね。あとAmazon Prime Musicとか。
このあたりは今後増えていくのかもしれませんが、なんとなく違和感です。
無料サービスのストリーム数・再生数は考慮しない?
さらに、YouTubeとかSpotifyの無料プランユーザーのストリーム数が考慮されないのも少し気になります。
もちろん、オリコンは有料のCD購入数でランキングを作っていたので、有料会員によるストリーム数を反映するのは理解できます。
ですがユーザーの音楽の聞き方が変わってきている状況で「CDのランキングなんて意味ないよね」って言われている中での、ストリーミング要素反映なのであれば、無料サービスのストリーム数とかも考慮して欲しかったという気持ちもあります。
CD全盛期時代に青春を過ごしてきた僕からすると、「オリコン1位の曲を誰も知らない!」なんて言われ続けるのは、少し寂しいものがあります。
参考:AKB48がオリコンV8達成 「握手券が売れてるだけ」「知らない曲」と怒りの声も
今後変わっていくのかもしれませんが、動向に注目です。
Source: