日本レコード協会(RIAJ)は、2019年第2四半期(4~6月)の音楽配信売上実績を発表しました。
それによると、音楽配信売上は、前年同期比107%の171億8600万円となり、うちストリーミング配信によるシェアは65%まで成長してきています。
2019年1Q時のストリーミングシェアは60%程度でしたので、この四半期だけで50%程増えたことになりますね。
一方で、ダウンロードは前年同期比89%の55億5800万円となり、シェアは32%まで下がっています。2019年1Q時のダウンロードシェアは37%でしたので、ちょうどダウンロードのシェアが減った分だけ、ストリーミングが増えている計算になります。
それでは詳細をみていきましょう。
【2019年2Q】日本の音楽配信売上の内訳
まず、音楽配信売上金額全体のシェアをみてみます。
こちらは、ストリーミングが65%、ダウンロードが32%、その他(着メロや着うた、その他のデジタルコンテンツ)が2%となっており、ストリーミングサービスの売り上げが大部分を占めています。
さらにストリーミングを細かくみていくと、以下のように軒並み伸びています。
- サブスクリプション音楽(定額制音楽配信サービス)の売上は前年同期比123%の97億1300万円
- サブスクリプションの音楽ビデオも同230%の3億1000万円
- ストリーミング音楽経由の広告収入は、同463%の4億1100万円
- ストリーミング音楽ビデオ経由の広告収入は、同111%の7億7800万円
もちろん金額ベースで見るとまだまだですが、引き続き高い成長率を維持していますね。
このペースで成長していくと、2019年中に音楽配信売上のシェアにおいて、ストリーミングは70%以上のシェアに伸びていきそうです。
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