ここ数日、海外メディアの記事を発端に、アーティスト争奪戦・楽曲の独占配信に関するSpotifyとAppleの対立について、多く報道されるようになってきています。
具体的な対立内容ですが、SpotifyがApple Musicに楽曲を独占・先行提供する一部のアーティストに、ペナルティを科しているという内容です。
そんなことしてもなぁ・・という印象ですが、現在のデジタル音楽配信の世界では、「独占配信・先行配信」が競合サービスとの差別化における重要なサービスになっていますので、やむなしというところでしょうか。
Apple Musicでは、多くのアーティストが独占配信
Apple Musicはサービス開始当初から「独占配信」「先行配信」をキーワードに、サービスを提供していました。
思い返せば、サービス開始当初にはファレル・ウィリアムスの最新シングルを独占配信すると大々的に打ち出してサービス・ローンチしました。
またここ最近を振り返ってみても、DrakeやKaty Perry、Frank OceanなどがApple Musicで楽曲の独占・先行配信を行っていますし、つい先日はDrakeが所属する「Cash Money Records」と、楽曲の独占配信に関する契約を締結したところです。
Spotifyの行っているペナルティとは?
今回、本件に関して最初に報道した米Bloombergによると、Spotifyはサービスの検索結果で、Apple Musicに楽曲を先行配信するアーティストの曲が見つけにくくなっているということです。
それに加えて、Apple Musicにおいて独占・先行配信したアーティストに対して、後からSpotifyで楽曲配信が開始されても、Spotify内での特集プレイリストに含めないと警告したといいます。
そんなことしてもユーザーの使い勝手が悪くなるだけだと思うのですが・・・。
なお、Bloombergによると、本件に関しSpotifyの広報担当者は、「明らかに誤っている」と述べたようですが、果たして真実は。
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