みなさん、「Amazonプライム」って聞いたことありますか?
年間4900円(または月額500円)で提供されているアマゾンの有料会員サービスですね。
「アマゾンの有料会員サービス?」って言われてもピンとこないかもしれませんが、プライム会員向けには、普段使っているアマゾンの機能に加えて、様々な特典が提供されています。
Amazonで買ったものがすぐ届いたり、音楽が聴き放題だったり、動画が見放題だったり・・。
ということで、今回はAmazonプライムを紹介するとともに、音楽聴き放題のPrime Musicに注目して紹介していきます。
Amazonプライムのメリットは?会員が受けられるサービス
簡単に説明すると、Amazonプライム会員とは、Amazonが提供している有料の会員制サービスで、年会費4900円または月額500円を支払うことで、様々な特典を受けることができるサービスです。
主な特典やメリットは以下の通りです。
- Amazonで商品を購入した際にお急ぎ便・当日お急ぎ便が無料
- Amazonで購入した商品のお届け日時指定便が無料
- プライム会員限定セールに参加できる
- 1000冊以上の電子書籍が読み放題(Prime Reading)
- 写真をクラウドに無制限保存可能(Prime Photo)
- 対象の映画やドラマ、アニメ、オリジナルコンテンツなどの動画が見放題(Prime Video)
- 1億曲以上の音楽が聴き放題!(Music Prime)
これだけ見ても素晴らしさが伝わるかもしれませんが、それぞれ詳細を見ていきましょう。
Amazonで商品を購入した際にお急ぎ便・当日お急ぎ便・お届け日時指定が無料
「今日頼んだ物が夜には届いて欲しい!」「明日使うものが手元にない!」「日曜日の夕方しか家にいないので受け取れない!」って時に便利なのがAmazonプライム会員向け配送特典です。
通常お急ぎ便を利用する場合は、配送料金として約510円(当日お急ぎ便は約610円)が必要となりますが、Amazonプライムの会員になっていれば、無料でお急ぎ便を利用することができます。
地域や商品により異なりますが、当日の23時59分までに注文すれば大体翌日に、当日の12時までに注文すれば当日中に配達なんてことも可能だったりします。
Amazonプライムに年会費で加入する場合は月額換算で約400円、月額支払でも500円なので、単純に月に1回お急ぎ便を利用するだけでも元を取ることができますね!
画像引用:Amazonプライム
お急ぎ便利用の注意点
お急ぎ便は、沖縄および一部離島が対象になっていませんので、自分が住んでいる地域がお急ぎ便の対象か事前に確認が必要です。
また、すべての商品に利用できるわけではなく、「お急ぎ便」「当日お急ぎ便」が利用可能なメッセージが表示されている場合のみ、利用可能です。
そのほか、荷物が届く時間帯を指定することはできませんので、時間帯を指定したい場合は、次に紹介する「お届け日時指定便」を利用する必要があります。
Amazonで購入した商品のお届け日時指定便が無料
「荷物を平日に届けられても受け取ることができない」「荷物は土曜日の午前中に受け取って、午後から外出したい」ってなこと、よくあります。
そんな時には、お届け日時指定が便利です。
画像引用:Amazonプライム
Amazonで買い物した場合、お届け日時指定便には、約510円が必要ですが、Amazonプライムの会員になっていれば、無料でお届け日時指定便を利用することができます。
お届け日時指定便利用の注意点
こちらも、沖縄および一部離島が対象になっていませんので、自分が住んでいる地域が対象か事前に確認が必要です。
また、Amazon.co.jpが発送する商品ではなく、Amazonマーケットプレイスの出品者が発送する商品の場合、利用不可や別途料金が必要な場合があるので、注意が必要です。
プライム会員限定セールに参加できる
Amazonでは、夏の商戦期や年末の商戦期などに合わせて、プライム会員限定のセール「プライムデー」を実施しています。
プライムデーでは、対象の商品が40%OFFや50%OFFで販売されたり、信じられない格安価格で販売されたりしています。
過去には「Macbook Proが48%OFF」で販売されたり、「テレビが43%OFF」で販売されたこともありました。
そういった破格のセールがプライム会員限定で提供されています。
Prime Reading:1000冊以上の電子書籍が読み放題
Amazonプライム会員だけが使えるKindle読み放題サービスとしてPrime Readingも提供されています。もちろんこちらもプライム会員であれば、追加料金なしで利用できます。
iPhoneやAndroidといったスマートフォン、iPadやAndroidタブレットやFireタブレット、パソコンおよびKindle端末で利用することができ、10冊まではダウンロードしてオフラインでも読むことが可能です。
読み放題対象の書籍は定期的に入れ替わりますが、漫画や雑誌を中心に配信されています。
Prime Photo:写真をクラウドに無制限保存可能
Amazonプライム会員向けに、「プライム・フォト」と呼ばれる機能を提供しています。
Amazonが提供するクラウドサービスである、Amazon Drive上に、容量無制限に"写真"を保存できるようになります。
そうなんです、「プライム・フォト」は写真専用の無限ストレージなので、無制限に保存できるのは写真だけです。
しかし、動画や音楽、文章やPDFといった、その他ファイル用にも5GBのクラウド・ストレージが用意されています。
この特典も、この機能だけのためにPrime会員になるほどではありませんが、他のストレージサービスを契約していたりする場合は、Amazonプライムにまとめることでお得に利用できそうです。
Google Photoの容量無制限も終わってしまったので、Amazonプライム会員であれば利用する価値有りです。
Prime Video:対象の映画やドラマ、アニメなどの動画が見放題
画像引用:Amazonプライム
こちらはエンタメ系のサービスです。
Amazonプライム会員になると、2000作品以上の映画やドラマ・アニメなどを見ることができるようになります。
Amazonビデオで配信されている動画のうち、[プライムで観る]のマークが表示されている作品が無料で見ることができる対象ですが、洋画・邦画含め、それなりに有名な作品は一通り揃っています。
また、プライム会員向けのオリジナルコンテンツも配信されており、「ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA シーズン 1」や「HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル シーズン 1」といった、プライム会員しか見ることができない作品もありますね。
通常、huluやNetflixといった動画のオンデマンドサービスに加入すると月額1000円前後必要ですが、Amazonプライム会員であれば、追加料金なしで映画やアニメを楽しむことができます。
一通り揃っているけれど、huluやNetflixには見劣りする
「追加料金なしで見れるなんて、そんな便利なサービスがあるのか」と思ったかもしれませんが、ちょっと待ってください。
当然、洋画・邦画・アニメなど、"有名な作品は一通り揃っている"プライム会員向けの動画サービスですが、やはり最新作やディープな作品で比較すると、huluやNetflixには見劣りしてしまいます。
「オンデマンドの動画ストリーミングサービスを使いたい!」という目的でAmazonプライム会員になると、どうしても「見たい作品がない・・」と残念に感じてしまうかもしれません。
あくまでAmazonで商品をよく購入し、「お急ぎ便」や「当日お急ぎ便」を使う前提で、「オンデマンドの動画ストリーミングサービスも使ってみたい」人にとっては魅力的なサービスですね。
実際にAmazonプライム会員が無料で見ることがができる作品には、先ほど紹介したように[プライムで観る]のマークついていますので、どんな作品が配信されているか事前に確認できます。
1億曲以上の音楽が聴き放題!
さて本題です。
動画に加えて、Amazonプライム会員であれば、音楽も無料のストリーミング配信で聴くことができます。
年会費4,900円のプライム会員であれば、国内外アーティストの楽曲が、1億曲以上を聴き放題というサービスです。
こちらについては、よりフォーカスして書いていきます。
音楽聴き放題のAmazon Music Primeって、実際どうなのよ
ということで、改めて「Amazon Music Prime」について考察していきます。
Prime Musicは、年会費4,900円のプライム会員であれば、国内外アーティストの楽曲が、1億曲以上を聴き放題というサービスです。
こちらもApple MusicやSpotify、AWAやLINE MUSICといった定額制音楽配信サービスに加入すると月額1000円前後の利用料が必要ですが、Amazonプライム会員であれば、追加料金なしで音楽が聴き放題です。
単純に価格だけで比較すると非常にお得に感じますが、もちろん注意すべき点もあります。
オンデマンド再生不可、シャッフル再生のみに
Amazon Music Primeもサービス開始当初は200万曲と曲数が少ないながらも好きな音楽を指定して再生できる「オンデマンド再生」に対応していました。
それが2022年11月1日から対象楽曲が1億曲に増えたものの「シャッフル再生のみ」に機能が制限されてしまいました。これが中々に不便です。
単純に音楽を作業用BGMとして何でも良いので聞き流す程度であれば全く問題ないですが、好きな曲を聴きたいと思うと、この制限がストレスになってきます。
そんな人にはオンデマンド再生にも対応しているAmazon Music Unlimitedも追加料金880円で用意されていますので、そちらも確認してみてください。
Amazon Music Primeって、利用するべきなの?
すでに、Amazonプライム会員になっているのであれば、迷わず利用するべきです。
使わない理由はありません。
一方、「Amazon Music Primeをメインの音楽サービスとして利用したい」という意向ならば、まずはシャッフル再生の使い勝手を試してみてください。
正直、メインの音楽サービスとして利用するには相当ストレスだと思います。
そんな場合は、オンデマンド再生にも対応しているAmazon Music Unlimitedも試してみてください。30日間無料のお試しで利用できたりするので、お試し利用して満足すれば、そのままメインの音楽サービスとして利用することができますね。
僕自身の感想としては、「そこまで音楽にこだわりないし、Amazonもよく使うよ」って人であれば、Amazon Music Primeでも充分な選択肢の一つだと思います。
ただし繰り返しになりますが、メインの音楽配信サービスとしてバリバリ音楽を聴くという人であれば、880円を追加してAmazon Music Unlimitedeに加入することをおすすめします。
「880円の追加料金だなんて!」と思うかもしれませんが、SpotifyのPremiumプランは月額980円、Apple Musicは月額1,080円、YouTube Music Premiumも月額980円です。
Amazonでの買い物やPrime VideoなどAmazoサービスを普段から利用していて、音楽もよく聴くという人は月額880円追加しても他サービスを利用するより割安ですね。
Amazonプライム会員の種類
最後に、Amazonプライム会員の種類を紹介しておきます。
Amazonプライムには「通常の会員」「ファミリープラン」「Studentプラン」の3種類があります。
Amazonプライム(通常の会員)
ここまで説明してきた通りですが、年間4900円(または月額500円)でプライム会員になることができます。
お急ぎ便や時間指定便といった商品購入時のサービスや、オンデマンドの動画サービス、音楽ストリーミングサービスなどに興味があれば、是非使ってみてください。
Amazonファミリー会員
プライム会員は、同居家族を2人まで追加して特定の特典を共有することができます。
家族の誰かがPrime会員になっていれば、このあたりの機能を追加料金なしで共有できます。
- お急ぎ便が無料
- お届け日時指定便が無料
- 特別取扱商品の取扱手数料が無料
- プライム会員限定先行タイムセール
- 提携ネットスーパー(ライフ、バロー、成城石井)
ファミリー会員として家族会員登録を行ってもAmazonでの購入履歴や検索した商品の閲覧履歴などは家族内で共有されることはありませんので、安心してください。
Amazon Student
Amazon Studentは日本国内にある大学、大学院、短期大学、専門学校、高等専門学校の学生が対象になっている、学生向けのAmazonプライム会員です。
6ヶ月間の無料体験期間が提供されており、無料会員中は「お急ぎ便」が使い放題であったり、「書籍を購入すると10%のポイント還元」があったりします。
注意すべき点は、無料体験期間中は「Prime ビデオ」や「Prime Music」といった通常のプライム会員向けサービスが使えない点ですね。
もちろん有料会員になれば全てのプライム会員向けサービスを利用することができますし、年会費も年間2450円(または月額250円)と、通常会員の約半額です。
無料体験中の退会も可能でもちろん費用も発生しませんので、一人暮らしの学生であれば試してみる価値はありますよ。
Amazonプライムは30日間無料で利用できる!
ここまでAmazonプライムについてと、Amazon Music Primeの使い勝手を書いてきました。
これを読んでみて「ちょっとAmazonプライムに興味が出てきたなー」とか「どうせAmazonも使うから、他の定額制音楽配信サービスからPrime Musicに乗り換えてみようかな」と感じた人もいるかもしれません。
そんなあなたは、なにはともあれAmazonプライムを試してみてください!
Amazonプライムは最初の30日間を無料でお試し利用することができます。
お試しの無料期間中だけ利用して、自動継続をせずに有料会員にならなければ年会費も発生しません。
まずは体験利用をしてみて、聴きたい音楽があるか、見たい映画があるか、お急ぎ便や時間指定便の使い勝手はどうなのか、試してみてください。