わりと謎のサービスなんですが、2016年10月15日に「FreshTunes」という最新のデジタルミュージック・ディストリビューションサービスが発表されました。
リンク元の共同通信PRワイヤーによると、FreshTunesを利用すればApple MusicやSpotify, Google Play Musicといった大手の音楽ストリーミングサービスへの配信代行を無料で行えるようですが、そんな上手い話があるのかな。
TuneCoreでできることが無料でできる!?
プレスリリースの内容をそのまま単純に解釈すると、現在TuneCoreが行っているような配信代行のサービスを無料で利用できるようです。
FreshTunesを利用すれば、ユーザーは簡単なダッシュボードを操作するだけで、Spotify、Apple Music、iTunes、Deezer、GoogleMusic、Amazon music、Shazam、ユーチューブ(YouTube)、SAAVN、Guveraなどのあらゆる大手ミュージック・プラットフォームで自分の楽曲を配信できるようです。
さらに驚くべきは、Fresh Tunesは売上高、楽曲使用料、著作権の取り分をアーティストには求めないようです。よくあるビジネスモデルは売上の数パーセントが手数料として引かれるのですが、100%アーティストに分配されると案内されていますね。
本当に完全無料で楽曲を配信できるのであれば、TuneCoreにとっては驚異ですね。
付加サービスとアカウント資金の金利から利益を?
では、FreshTunesは、 いったいどうやって利益を出すのでしょうか。
こちらもリリース内容によると、大手音楽ストリーミング配信サービスへの楽曲提供というメイン機能は完全無料で利用できるようですが、何かプラスアルファになる便利な機能やサービスを一部有料で提供するようです。
それが、どういった内容なのか明確にはなっていないですが、ユーザーにとって「このくらいの金額であれば支払って良い」と思える機能になるようです。
さらには、ユーザーは25ポンド単位で売上を引き出せるようですが、そこに満たない金額やアカウントに残されている資金を使って何か金利を得る(これは資産運用なのか?)ことで、利益を確保するようですね。
いったい、どういったビジネスモデルになるのか全容が本当に気になります。
日本からもサイト自体にはアクセスできますが、今のところサイトは完全に英語です。しっかり読み込む時間があれば、試しに使ってみようかな。
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