本当に、迷走と言うか、ややこしくなってきました。
先日、YouTubeが新しい有料の音楽ストリーミングサービス「Remix」を開始し、これがGoogle Play Musicとも機能を統合し(Google Play Music自体は終了)、「YouTube Remix」なる新しいサービスとして登場するかもしれないという噂を紹介しましたが、ある意味、現実となりそうです。
ただし名前は「YouTube Music」と「YouTube Premium」として。
ほんと、ややこしいですね・・・。
※2018年7月31日追記
意外と早く日本にもくるかも・・・?
月額9.99ドルの「YouTube Music」を開始(日本はまだ)
今回YouTubeは、アメリカやオーストラリア対象に2018年5月22日(火)から、月額9.99ドルの有料サービス「YouTube Music」を開始すると発表しました。
これにより、これまでのGoogle Play MusicはYouTube Musicに統合されます。
「YouTube Music」では、Googleアシスタントによるレコメンド機能などの強化で、おすすめ音楽の提示や、よりユーザーの視聴履歴に基づきパーソナライズ化された音楽リストをホーム画面に表示するようです。
その他、有料サービスでは当然、広告表示無しに音楽と音楽動画を視聴できるようになっており、楽曲のオフライン再生などにも対応しているようです。
まずは、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、メキシコ、韓国でサービスが開始され、その後、オーストリア、カナダ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、ノルウェー、ロシア、スペイン、スウェーデン、イギリスへと順次展開されるとのこと。
現状、いつ日本でも始まるかは未定ですが、YouTube Musicのティザーサイトは、日本からでもアクセス可能です。
Google Play Musicは廃止され、なくなるのか?
Google Play Musicユーザーである僕としては、かなり気になるのは、今回の統合により、Google Play Musicのサービス自体なくなるのかというところです。
CNETの記事によると、Google Play Musicも将来的には廃止されるようですね。 CNETの取材によると来月以降に2つのサービスのギャップを埋めると発言したようで、Google Play Musicの特徴である、自分が購入した音楽をクラウド上にアップロードして好きな時にストリーミングで聴けるようにする機能などは順次「YouTube Music」へ以降されるようなので、仮に日本でサービスが始まっても、これまで僕が使ってきたGoogle Play Musicのデータは引き継がれそうです。
でも、これを機会にAmazon Music Unlimitedに乗り換えようかな・・。
さらにYouTube Redは、「YouTube Premium」へ
こちらも日本では関係ありませんが、これまで月額9.99ドルでオリジナルコンテンツを提供してきたYouTube Redは「YouTube Premium」に名前が変わります。
ややこしいのですが、そもそも今回発表された「YouTube Music」の機能は、これまでもYouTube Redの一部機能として提供されていました。
それがGoogle Play Musicとの統合により、YouTube Redから音楽系の機能が抜き出された感じになっています。
そして音楽系のサービスを提供するのが「YouTube Music」、音楽系とオリジナルの映像コンテンツ両方を提供するサービスが「YouTube Premium(月額11.99ドル)」として、サービスが始まります。
音楽のサブスクリプションサービスだけでよければ月額9.99ドルの「YouTube Music」、映像も見たければ2ドル追加して月額11.99ドルの「YouTube Premium」が選択になります。
・・・これまでYouTube Redは月額9.99ドルだったので、ある意味で値上げですね・・・。
いずれにしても日本では関係がなく、当面は日本にやってこないかもしれませんが、こんなややこしい状況は早く整理していかないと、定額制音楽配信サービスという点において、SpotifyやAmazon、Appleとの差は、ますます拡がっていきそうです。
Source:
YouTube Music, a new music streaming service, is coming soon