Appleは本日(米国時間の8月16日)、人気ラッパーの「ドレイク」などが所属するヒップホップレーベルの「Cash Money Records」と、Apple Musicのストリーミング音楽配信において、独占的に同レーベル所属アーティストの楽曲を提供する契約を締結しました。
Cash Money Recordsの共同創業者である「バードマン(Birdman)」が、Apple Musicのラリー・ジャクソンとともにInstagramで報告しています。
https://www.musicbusinessworldwide.com/apple-music-signs-game-changing-label-deal-cash-money-records/ @thelarryjackson @applemusic #Biggathenlife #lifestyle Birdman5starさん(@birdman5star)が投稿した写真 - 2016 8月 16 2:46午後 PDT
しかし迫力のある写真だ。
音楽配信サービスは「独占契約」が鍵に
Cash Money Recordsには、「バードマン」や「ドレイク」だけでなく、「ニッキー・ミナージュ」、「リル・ウェイン」、「ヤング・マネー」など、ラッパー/ヒップホップ界隈において勢いや影響力のあるアーティストが多数所属しています。
そういったアーティストの楽曲を独占的に配信することで、SpotifyやGoogle Play Musicといった競合サービスとの差別化を狙っています。
実際、これまでもApple MusicではドレイクやDJキャレドのアルバムを独占配信したり、サービス開始当初にはファレル・ウィリアムスの最新シングルを独占配信するなど、独占配信に力を入れてきていました。
競合だらけの定額制音楽配信サービスにおいては、アーティストを経由してファンをガッチリと引き込む囲い込み競争が今後も続くと予想できるので、「独占契約・配信」が大きな鍵になりそうですね。
正直なところ僕自身は「独占配信」にそれほど魅力は感じないのですが、やっぱり好きなアーティストの楽曲が独占配信されると、使っているサービスを乗り換えるのか、自分でも気になります。
APPLE MUSIC SIGNS ‘POWER MOVE’ LABEL DEAL WITH CASH MONEY RECORDS