全米レコード協会(RIAA)が発表した最新の音楽販売統計によると、2019年上期のアメリカ音楽業界の売上は、サブスクリプション型サービスの加入件数が6110万件を突破するなど伸びており、2018年上期と比べて18%増化して54億ドルになりました。(2018年上半期は46億ドル)
また、ストリーミングサービスによる売上は、業界全体の売上のうち80%を占めるまでに成長しています。こちらも2018年上期は75%でしたので、着実に成長しています。
以前このブログでも紹介しましたが、ほんの2,3年前、2017年頃はストリーミングの売上が50%をようやく超えた頃でしたので、ストリーミング配信サービスが、いかに急激に成長しているかがわかりますね。
その一方で、音楽のダウンロード販売は下げ止まらず、2018年上期の売上が5億6100万ドルだったのに対し、2019年上期は4億6200万ドルまで低下しています。
またデジタルでない音源、いわゆるCDやレコードといった物理メディアの売上は、全体の9%にとどまりました。
ストリーミングの牽引によりアメリカの音楽業界は「失われた20年」を取り返すべく成長していますね。
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