東京・立川発の5人組パワーポップ・ロック系バンド「MOSTCRAMKS(モストクランクス)」さん。audio leafのPick UPコーナーに登場していて音源を初めて聴いた。透き通ったサウンドのギターと爽やかな男女ツインボーカルのメロディが印象に残る。
実は少ない男女ツインボーカルのバンド
まぁ、僕が知らないだけかもしれませんけど、男女ツインボーカルのバンドって、バンドの数として絶対数的に少ない。そもそもツインボーカルのバンド自体が少ないですが。
女性ボーカルのエモ・ラウド系のバンドさんの場合では、シャウト/スクリーム部分を男性が担当するってパターンは結構ありますけど、メロディラインを二人のボーカルが歌っているパターンは、やっぱり少ない。
あ、マキシマムザホルモンみたいな例のバンドもありますが。
このMOSTCRAMKSさんの場合は、男性ボーカルはギターも担当しながら、しっかりメロディーを歌っています。有名どころでは「HY」とか、まさにそんな感じですね。
やっぱり両方のボーカルがメロディーを歌って掛け合いながら曲が進行していくのは、いいですね。勝手な思い込みかもしれませんが、パワーポップやパーティロック系の爽やかな印象が、2倍にも3倍にも増される気がします。
そう、どちらもメロディを歌う男女ツインボーカルの魅力は、やっぱりこの「掛け合い」なんですよ。サビ部分のハモりなんかも素敵ですが、僕はやっぱりメロディの掛け合いが好きです(2回目)。
歌詞をしっかり聴いて勝手に曲のストーリーとか想像すると、正直、人によっては少し青くて恥ずかしく感じるような部分もあるかもしれませんが、そういうところも含めて音楽・曲の温かさや優しさが伝わってきます。
これが、男女ツインボーカルの魅力。
今度、おすすめのツインボーカルバンドコーナーでもやろうかな。
Wonder land (audio leafより)
軽快なエイトビートに乗せた。空間系クリーンギターリフと伸びのあるリードサウンドから始まるパワープップナンバー。
誰かに何かを語りかけるように、ツインボーカルによるメロディラインが進んでいく。
曲の構成としては王道の展開をたどっており聴きやすく、その分ボーカルのメロディフレーズや歌詞に集中して音楽を聴くことができ、掛け合い含めツインボーカルの魅力を十分に楽しむことができる(3回目)。
曲全体を通しても爽やかな印象が出ているので、少し気持ちが沈んでいる時などに、元気を出すために聴きたい一曲。
FAREWELL TO START
- audio leaf
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