米ビルボードの報道によると、定額制音楽配信サービス「Apple Music」の有料会員数が、ついに2000万人を突破しました。
2016年8月末に有料会員数1700万人を突破したばかりですが、わずか3ヶ月で300万人も有料会員数が増えているよなど、勢いが止まりません。
Spotifyは7年かかった2000万人を1年と5ヶ月で達成
先日、日本でもサービスが始まった世界最大の定額制音楽配信サービス「Spotify」は、2015年6月に有料会員数2000万人を達成しました。
これは、2008年10月のサービス開始からおよそ7年かけて達成しています。
一方、Apple Musicのサービス開始は2015年7月です。
なんと約1年と5ヶ月で、あっさりと有料会員数2000万人を達成したことになりますので、本当に驚くべき有料会員獲得の勢い・ペースです。
さらにビルボードによると、Apple Musicの有料会員の内60%は、過去12ヶ月間に一度もiTunesで音楽を購入していないユーザーで、「音楽を買う」という体験をしていない、いわゆる新規顧客を獲得できているようです。
また、現在Apple Musicは世界100カ国以上で提供されていますが、有料加入者の50%以上が、カナダ・中国・南アフリカ・日本・ロシア・ブラジル・インドなど、アメリカ以外で利用していると報じています。
今後もSpotify VS Apple Musicは続きそう
現状、世界最大の定額制音楽配信サービスであるSpotifyの有料会員数は、4000万人以上です。
数字だけでみるとApple Musicの2倍ですが、Apple Musicの成長ペースを考えると、この差が埋まるのも時間の問題かもしれません。
もちろんSpotifyも負けておらず、2016年3月に有料会員数3000万人を突破してから、半年後の2016年9月には4000万人を突破するなど、恐ろしいペースで成長を続けています。
実際、すでに音楽はダウンロード型からストリーミング型への移行が進んでいますし、日本を含め世界的にも「定額制音楽ストリーミングサービス」が認知されだしましたので、加入者が爆発的に増加する状況は今後もしばらく続くと予想できます。
世界最大の巨人「Spotify」か、MacやiPhoneといったデバイスを抑えている「Apple Music」か、どちらが音楽ストリーミングサービスの覇権を握るか注目です。
・・・国産サービスも頑張って欲しいな。
SpotifyとApple Musicの有料会員数獲得ペースを比較
Source:
Apple Music Hits 20 Million Subscribers; Execs Want 'More, Faster -- We're Hungry!'