全世界のYouTubeユーザーが、1日あたりにYouTubeを視聴している総時間の合計が、なんと10億時間を突破したとYouTubeが発表しました。
10億時間ですよ、10億時間。
動画の再生回数よりも視聴時間を重視
今回の発表内で、「YouTubeは数年前から、動画の再生回数ではなく視聴時間を重視するようにした」との記述があります。
今では「視聴時間」の概念が当たり前のようになってきていますが、ユーザーがビデオを見た視聴時間こそが、ユーザーが実際に動画を楽しんでいたかどうかを理解する為の適切な方法です。
音楽やニュース、エンタメ動画や人気クリエイターが投稿する動画などを視聴し、多くの人が長時間YouTubeに滞在してくれることこそが、YouTubeの価値になっています。
1人で10億時間視聴するには10万年以上かかる
この10億時間という数字、面白い例えで紹介されています。
YouTubeを一人で10億時間視聴しようとすると、10万年以上かかることになります。
10万年前といえば、私たちの祖先はアフリカから移住して石器を作り、地上にはマンモスやマストドンが歩き回っている時代でした。
もし10万年を「光の速さ」で宇宙旅行に費やした場合、天の川の端から端まで旅行することができる長さです。
これだけ聞くと、途方もない長さ・時間ですよね。
それだけ多くの人が毎日YouTubeを利用し、投稿されるコンテンツや音楽を楽しんでいるということです。
動画の世界は、ますます競争が激化
ここからは僕の勝手な想像ですが、今後YouTubeのような動画・エンタメの世界は、多くのプレイヤーによって競争が激化します。
2016年は、Facebookやインスタグラム、Twitterといったプラットフォームがメディア化し、ライブ配信に対応しました。
これまで動画界はYouTubeの独壇場でしたが、多くのプレイヤーが登場してきています。
本質的にはYouTubeもインスタグラムライブもFacebook LIVEも異なりますが、広い意味では「エンタメ」を視聴者に提供するプラットフォームです。
要は「暇を潰したい」というニーズに応えるプラットフォームだと僕は思っています。
YouTubeが重要視している視聴時間である「ユーザー時間の取り合い」や、動画を提供するクリエイターなどの「コンテンツの取り合い」が今年は、ますます激化しそうですね。
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