こんなアプリ・サービスが登場していたんですね。
先日、あの「ジャガーさん」が総武線をラッピングトレインでジャックしたというニュースは見かけたんですが、どんなサービスのプロモーションなのか、中身を全く把握していませんでした。
音楽ブログを書いておきながら、恥ずかしい限りです。
ということで、今日はアーティストとリスナーをつなぐ新しい無料音楽配信アプリ「alphanote」について紹介していきます。
alphanote(アルファノート)とは?
alphanoteは、日本国内のみならず世界中のアマチュアミュージシャンが、オリジナルの楽曲を無料で配信できる音楽配信プラットフォームアプリです。
今のところ、楽曲を配信する側もリスナー側も無料で利用ができ(リスナー側もログイン必須なのが少し面倒ですが)、alphanoteで新しい音楽に出会うことができます。
また今後の機能追加として、アーティスト側は投げ銭機能のような支援受け取り機能や、ライブチケットの販売、グッズの販売なども可能になるようです。
リスナー側も、単純に音楽を聴くだけでなくだけでなく、投げ銭機能でアーティストを支援したり、ライブチケットやグッズの購入ができるようになるようで、2017年中には機能が実装される予定になっています。
サービスの提供元は物流ソリューション会社!?
このサービスに関して僕が最も驚いた点は、サービス運営元である「alpha-connection」の母体が、センコー株式会社という東証一部に上場している大手物流ソリューション会社ということです。
なんで物流会社が音楽のサービスを!?って思いましたね。
代表の方や役員などが音楽好きなんでしょうか。
調べたところiOSアプリのエンジニアやデザイナーを募集しているくらい、本気でこのサービスに力を入れているようです。
募集の説明を見ていると「音楽市場を元気にしたい」「多くのミュージシャンにチャンスを提供したい」という企業の思いが伝わってきます。
アーティストにとって明確なメリットを提供することが鍵に
こういったインディーズ・アマチュア系アーティストを対象とした音楽配信サービス自体は、決して目新しいものではありません。
大きなところでは、ドコモとタワレコが手がける「Eggs」であったり、WORLD SCAPEの手がける「Lumit」、こういったサービスの先駆者である「Audioleaf」などがありますね。
多種多様なサービスが提供されている状況ですが、はっきりいって、アーティストにとっては大部分のサービスが「登録したけど何が変わったか分からない」という状態です。
確かに今まで自分たちのことを知らなかった人に音楽を届けたり、投げ銭機能で支援を受けることができるようになるかもしれません。
でも、今のところ「Eggsで有名になって一気に駆け上がった」とか「Audioleafに登録したらファンがめっちゃ増えた!」みたいな話を聞いたことがないです。
音楽に特価したサービスに限らずTwitterとかInstagramだって、登録しただけだと何も変わらないですよね。
TwitterとかInstagramは、登録して利用することでファンとコミュニケーションを取れるという明確なメリットを提供しているからこそ、使うメリットがあるわけです。
音楽サービスにおいて、こういった「明確なメリット」を出すことは非常に難しいと思いますが、ここをクリアできればサービス自体は拡がると思うんですよね。
今後のalphanoteに注目です。
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