世界三大レーベルのひとつ、Universal Music(ユニバーサル・ミュージック)の2017年上期の売上が、前年比15.6%増の14億9000万ドル(約1643億円)となったと発表しました。
この増加には、ストリーミング配信による売上が非常に貢献しており、ストリーミングによる収益は全体の45%を占め、昨年の35.64%から大きく増えました。
その一方で、物理メディアの売上は全体の22.6%となり、昨年の26.6%から約4%減少しています。さらにダウンロードによる販売も全体の16.5%を占めるにとどまり、昨年の20.8%から約4%の減少となっています。
この結果から見て取れるように、本当に世界の音楽業界はストリーミング音楽配信の躍進によって支えられる形になってきています。
特にユニバーサル・ミュージックは、今年1月に発表した「ルイス・フォンシ&ダディー・ヤンキー」の「デスパシート」が、かなりストリーミング配信の売上に貢献しています。
現在、世界の音楽市場は、ラテン圏・スペイン語圏の音楽市場がストリーミング配信により盛り上がりを見せてきています。
これまでのパッケージメディアやダウンロード販売では未開拓だった音楽市場が、ストリーミング配信により一気に盛り上がりを見せてきていますので、今後の動向にも注目です。
Source:
Streaming accounted for 45 percent of revenue, up from 35.64 percent a year ago.