世界最大の定額制音楽配信サービス「Spofity」の最新求人リストに「Operations Manager - ハードウェア製品」との記載があり海外メディアを中心に話題を集めています。これは、Spotifyも独自のハードウェア、独自のスマートスピーカー開発に動き出している可能性があるかもしれません。
音楽ストリーミング配信サービスとスマートスピーカーの深い関係
これまでの定額制音楽配信サービスは主にパソコンやスマートフォンで利用されていましたが、最近では、一部主戦場がスマートスピーカーに移ってきています。例えばAmazonが手がける音楽配信サービス「Amazon Music Unlimited」は、SpotifyやGoogle Play Music、Apple Musicといったサービスと比べて後発のサービスですが、アメリカではアマゾンエコー(Alexa搭載のスマートスピーカー)が数を伸ばすとともに、Amazon Musicの利用者数も伸ばしてきているようです。
もちろん現状はアマゾンエコー上でSpotifyやApple Musicを聴いている人も大多数ですが、今後は自社製品で自社のサービスを使っていく流れが加速していくだろうと予測できます。事実Googleは、Google Home上でGoogle Play Musicを、そしてAppleはHomePod上でのApple Music展開を進めてきています。
こういった流れに乗り、ライバルに遅れを取らない為に、Spoitfyが独自スマートスピーカー開発を検討していても、全くおかしな話ではありません。
アメリカではApple Musicに利用者数が抜かれる予測も
現在Spotifyは世界最大の定額制音楽配信サービスですが、先日紹介したとおり、アメリカにおいてはSpotifyの成長率月2%成長に対し、Apple Musicの成長率は月5%とApple Musicの成長率の方が高く、2018夏にはアメリカ国内に、Apple Musicの有料会員数がSpotifyを抜くかもしれないという予測も出てきています。
そういった状況を打破する1手として、Spotifyのスマートスピーカーが登場する日も遠くないかもしれません。
Source:
Spotify Close to 'Creating Its First Physical Products'