はじめに、この記事は僕の勝手な想像です。
本日、インターネットラジオサービスを運営する「Pandora」が、チケットオンライン販売サービスの「Ticketfly」を、4億5000万ドルで買収すると発表がありました。
このニュースを見て「あー、日本ではLINE MUSICが何かやりそうだなー」と思たので、せっかくなので書いてみます。
急成長するユーザー間のライブチケット取引サービス
今回「Pandora」の買収対象となった「Ticketfly」は、日本でいうと「ピア」や「イープラス」のようなチケット販売サービスですが、日本ではここ最近「チケットキャンプ」「チケットストリート」「チケット流通センター」といった、ユーザー間同士のチケット取引サービス(チケット二次流通サービス)が急成長しています。
これは、厳しいと言われる音楽業界の中でも「ライブ市場」は毎年成長していることに比例し、ライブに行きたいユーザー間でのチケット取引も活発になっている為です。
一般社団法人コンサートプロモーターズ協会(ACPC)が発表した2014年のライブ市場調査でも、その伸び率は目を見張るものがあります。
2014年は、年間約27,000ものライブやコンサートが開催され、動員数は4,261万人、売上は2,749億と発表されています。
LINEがライブチケット取引に手を出すと想像する理由
「CDが売れない」「音楽が売れない」という言われる厳しい環境のなかで、敢えてLINE MUSICというかたちで音楽事業に参入したわけですから、こうやって盛り上がっているライブ市場を、LINEが絶対に見逃すわけがありません。一番成長しているところには確実に手を出していくでしょう。
現にLINE LIVE CASTでライブ映像の配信を何度も行ったり、ライブ配信後にLINE MUSICへの誘導を行ったりもしています。
加えてAppleやGoogleなど、強豪ひしめく定額性音楽配信サービスの中でも、LINE MUSICは、「LINE」というユーザーコミュニケーションツールを持っているので圧倒的に有利ですね。
現状のLINEの仕組みでは知り合い同士でしかコミュニケーションを取れませんが、同じ音楽に興味を持っている人同士をマッチングしたり、コミュニティー化したりして、そのコミュニティ内ではLINE MUSICによる音楽に関するやりとりや、ライブチケットの取引が行える仕組みをきっとしかけてくるだろうと想像しています。
「チケットキャンプ」はミクシィが買ったので、「チケットストリート」との提携や買収などで、LINEを使ったチケット取引ができる日が、きっとくるのではないでしょうか。まぁ、半分は願望ですが。笑
いつかそんな日が来た時にドヤ顔する為に、チラシの裏で済む内容を敢えて記事に書いてみました。
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