いくつかのメディアが報じていますが、ソニーがDubsetとの提携を行いました。
これにより、これまでは著作権の問題から各種音楽配信サービスで配信できていなかったソニーが保有する音楽を利用したリミックス・トラックやDJミックス(いわゆるMixtape)の楽曲配信が加速するかもしれません。
海外(特にアメリカ)で拡がるリミックス文化
このブログでも何度か書いていますが、Dubset社は「MixBank」という技術を利用し、リミックスされた楽曲を解析・識別することで、リミックス内で使用されている音楽を特定し、権利を保有しているレーベルやパブリッシャーにロイヤリティを支払う仕組みを提供しています。
Dubsetは、すでにApple Musicとは提携しており、2016年3月から一部のリミックス楽曲を配信していました。
実際に2016年12月には、アメリカで発売された「The Hamilton Mixtape」という様々なアーティストが参加したミックステープが、ビルボードのトップ200チャートで1位を取ったというニュースがあったように、確実にリミックスされた音楽は、特にヒップホップ界隈で大きな渦を巻き起こしています。
これまではSoundCloud上でいわゆるアングラな活動が中心だったMixtape文化ですが、今回ソニーがレーベルとしては異例の提携を行ったことにより、今後のMixtape本格展開が、さらに加速していきそうな気もしています。
Mixtapeにより作成された音楽が、EDMのような一大ムーブメントを巻き起こす日も、そう遠くないかも(ある意味、もうブームになっているけど)。
ちなみに、こんな記事も書いているので、参考にしてみてください。
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