アメリカでApple Musicと加入者争いを繰り広げている定額制音楽配信サービス「Spotify」ですが、7月26日に発表した2018年第2四半期決算内で、直近の有料会員数/無料ユーザー数を発表しました。
この発表によると、2018年6月末時点のSpotify有料会員数は、前四半期から10%増の8,300万人、無料ユーザーを含めた月間アクティブユーザー数(MAU)は前四半期から5.9%増の1億8,000万人とのことです。
売上ベースでも成長中
また今回の発表によると、2018年第2四半期の総売上高は12億7300万ユーロ(前年同期比26.4%増、2018年第1四半期年比12%増)となりました。
売上の大部分は有料会員が支払う月額料金で約11億5,000万ユーロ、無料ユーザーからの広告収入は123百万ユーロでした。
2018年上期は1300万人の有料会員増加も成長が鈍化?
普通に考えてわずが6ヶ月で1000万人の有料会員数が増加しているというのは驚異的な成長なのですが、やはりSpotifyからすると、物足りないかもしれません。
前回は2017年12月末時点で7000万人の有料会員数と発表されていましたので、6ヶ月で1300万人のユーザー数増加です。
しかしその前に目を向けてみると、2017年7月末時点で6000万人突破と公開していましたので、前回は約5カ月で1000万人増加したことになります。
さらにその前を見てみると、2017年3月(5000万人)から2017年7月(6000万人)にかけての4ヶ月で1000万人増加でしたので、わずかながら成長は鈍化しているといえます。
ただ、繰り返しになりますが、普通に考えて1000万人規模でユーザーが増えていくなんて、おばけみたいなサービスですよね・・。
今後の見込みについてもSpotifyは、2018年第3四半期において、有料会員数が8800万人と500万人増加し、MAUが1億9300万人に増加すると予想しています。
Source:
Spotify Reports 83 Million Subscribers as Losses Widen and Revenue Increases