唐突ですが、調べてみました。
なぜ調べたかというと、調査会社ニールセンによると、アメリカの有名EDMフェスに出演している女性DJは、全体のわずか6%未満という記事を見つけたからです。
それが良いか悪いかはともかく、「んー、そんなもんじゃないかな」と思ったのですが、日本のフェスではどうなのかと気になったので、海外EDMフェスと比較して規模で負けていないフジロックフェスティバル 2015に出演が決定しているアーティストを調べ、男女比を出してみました。
ちなみに、元ネタの参考記事内にて、アメリカで開催されているコーチェラといったロック系のフェスでは、出演者の20.4%が女性アーティストとなっています。
果たしてフジロック2015の場合は、どういった結果に。
調べるにあたってのルール
とりあえず、本日時点で公式サイト上に出演が発表されているアーティストを対象にしました。
男女比の出し方ですが、バンド、ユニット、ソロに関わらず、メンバー全体に対する性別の構成比で調べています。例えば、5人組のバンドで女性メンバーが一人の場合、男性が80%, 女性が20%となります。
よって、ヘッドライナーを務めるFoo FightersやMuseは全員が男性なので、100%男性で女性は0%となります。
また、ソロアーティストやユニットの場合でも、公式サイト上でサポートメンバーやバックバンドが紹介されているアーティストについては、その方たちも数に含めています。例えば岡村靖幸さんの場合、出演者としては「岡村靖幸」ですが、メンバー内には各パートを演奏する方も紹介されていますので、それぞれ数には含めています。
なお、以下2組のアーティストさんは、勝手ながら除外しました。
さぁ調べてみた結果、なんと、、
除外した2組を除くと、本日時点で151組のアーティストが出演予定で、人数にして468人がステージに立つ予定になっています。
アーティストベースの場合は、バックバンドやコーラスも含め、女性が一人でもステージに立つアーティストは「女性がいる」としています。それらを調べてみたところ、アーティストベースでは全体の20.5%, 人数ベースでは全体の14.7%が女性アーティストとなりました。
アーティストベースの場合、たまたまだとは思いますが、コーチェラの例とほぼ同じ20.5%になりました。すごい偶然です。
人数ベースになると少し比率が下がってしまうのですが、おそらく「STONE FOUNDATION」や「THE MAN」、「Räfven」といった男性のみ8人組のアーティストの存在や、男性4 人組ロックバンドの数が多く、反対に女性のみの多人数アーティストさんが少ないことが理由だと思います。
まとめると
元記事では、「EDMファンの45%は女性にも関わらず、出演している女性DJはわずか6%未満」という、若干ネガティブな読み方をできる見出しになっています。確かにロック系と比較すると少ないような気がしますね。
女性ファンの数と女性アーティストの数が直接比例しているとも思えませんが、僕の感覚では フジロック含め日本のロックフェス参加者も4割くらいは女性だと感じているので、40%のファンに20%の出演者が妥当ということでしょうか。
まぁ、ロックフェスでも長い期間かかって出演する女性アーティストが増えてきている状況なので、EDMフェスにおいてもこれから女性DJが増えていくと思います。