2014年1月から活動している4人組ロックバンド「モノレコード」さん。
メッセージ性が強い歌詞と、透明感あふれる音楽が魅力的。現在は4ヶ月連続新曲デモリリース企画を実行するなど、精力的に活動されている。
<2015.12.03追記>
2015年12月2日(水)、新設されたレーベル「no mark records」よりデビューが決定し、シングル『隙間/さざ波シグナル』がタワーレコードの一部店舗限定リリースが始まっている。
ギターのクリーンが綺麗で心地良い
このバンドさんの魅力、一つは好き通ったボーカルの声だ。落ち着いた雰囲気の音楽の中で、優しく語りかけるように歌う声が頭に残る。
そしてもう一つの魅力は、ギターの綺麗なクリーンサウンドが作り出す透明感だ。
ボーカルとコーラス、両方のメンバーがギターを弾いているようだが、そのどちらもがクリーンで演奏していることが多い。
「ギターはオーバードライブで、ガンガン歪ませてなんぼだろう!」と、僕にもそう思っていた時期がありました。もちろん歪んだサウンドも好きだが、こういったバンドさんが演奏しているように綺麗なクリーントーンに出会うと、凄く心が落ち着く。
綺麗なボーカルとクリーンギター、その両方が合わさることで、耳に・心に優しい音楽という印象だ。
隙間
響
2nd e.p.『Assort』に収録されている1曲。
約3分40 秒ほどと少し短めの楽曲だが、恋愛に真正面から向き合えず燻った気持ちの自分を、自ら鼓舞するような歌詞が印象的だ。
演奏に耳を傾けても、先ほどから紹介しているようにクリーンサウンドによるリードとリズムのツインギターが本当に心地良い。全体的にクリーンで演奏されている中、2番サビ前やギターソロ部分では、急に強く歪ませたギターサウンドが登場するので、こういった点で強弱が非常についており、印象に残る。
楽曲構成は、Aメロ 、Bメロ、サビと続く正統派の構成だが、ストレートなサウンド・楽曲にストレートな歌詞が合わさっている、魅力的な一曲だ。
4ヶ月連続新曲デモリリース第1弾、第2弾
SoundCloud上にデモ音源が公開されている。
第1弾、第2弾ともにアップテンポで疾走感溢れるナンバーだ。
もう同じことを何度も繰り返してしまうが、どちらの曲もとにかくギターサウンドが凄く綺麗だ。エフェクターを使っている部分も、ディレイやフランジャーのような空間系サウンドがメインになっているので、本当に曲全体に透明感が溢れている。
特に第2弾、僕のかなり好きな感じのイントロリフなので、曲全体が非常に気になる。これは全て音源化されるのだろうか。どちらの楽曲も全体像が楽しみ過ぎる。
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