ラッパーのJay Zが手がける定額制音楽配信サービス「TIDAL」ですが、MQAによるハイレゾ相当の高音質ストリーミング配信「Tidal Masters」を開始したと発表しました。
TIDALは2015年のサービス開始時点から、MQAを用いたハイレゾ相当のストリーミング配信に対応するとアナウンスしていましたが、ついに実現した形になります。
残念ながらTIDALを日本から利用することはできませんが、ハイレゾ相当の音楽ストリーミングサービスということで、紹介しておきます。
96kHz/24bitのストリーミング配信に対応
今回追加される「Tidal Masters」は、「96kHz/24bit」の品質でストリームされ、月額19.99ドルで提供中の高品質サービスである「Tidal HiFi(44.1kHz/16bit)」の加入者のみ利用可能になっています。
さらにはiPhoneやAndroidといったモバイル向けには提供されず、デスクトップ経由での利用になっているようです。
これまでもTidalは、しばしば音質が悪いと言われるストリーミング音楽配信サービスにおいて、高品質なストリーミング配信を提供し業界をリードしてきました。
実際の加入者獲得などではApple MusicやSpotifyを相手に苦戦しているようですが、今後は他サービスも「高品質なストリーミング配信」を追従する可能性があります。
Source:
TIDAL LAUNCHES THE INDUSTRY’S FIRST ‘MASTER-QUALITY’ STREAMING SERVICE