2013年結成、都内を中心に活動するギターポップ系バンド「FromDayONE(フロムデイワン)」さん。リズムギター、リードギターともにカッコいいサウンドやフレーズが多くて、まさにギターポップという感じで素敵だ。
僕はライブを見たことはないんだけど、SoundCloud上に過去の音源が公開されていたので、全部聴いてみたところ、2013年から一貫してギターポップの路線を辿っている印象を受けた。
L/Rを活用した音源、ギターの空間がカッコいい
今回、音源しか聴いていないからこそ気づいた?と言っていいかもしれないけれど、音源のギター録りがカッコいいと感じたので熱く語ってみたい。
はじめにいうと、これはヘッドフォン推奨の音源だ。
音楽詳しい人やバンドでレコーディングした経験がある人なら分かるかもしれないけれど、音源を録音する際、ステレオサウンド(他チャンネル)の 場合は、音が出る方向(右側/左側)を自由に設定して行うことができる。
なんか僕の説明が下手くそ過ぎて申し訳ないけど、ものすごく簡単に言うと左側のイヤホンからしか聴こえない音とか、左右両方のイヤホンから聴こえる音のように録音することができるということが言いたい。そんなの当たり前だ!って言わないでください。
前置きが長くなった。
このFromDayONEさんの音源は、どの楽曲もギターの左右振り分け方に、かなりのコダワリを感じている。二人のギター音を上手く左右に振り分けていたり、ディレイ系の音色をレフトからライトへ流して空間の広がりを表現していたり、完全に左右を分けて(片方からしか聴こえない)曲にアクセントをつけたりと、ポイントを見つける度にテンションがあがった。
こういうテクニックはレコーディングを行う場合は必要になってくるし当たり前の話と言えばそうなんだけど、やっぱり音源を聴く場合は、作った人のコダワリや考え方に気付くことができるから楽しい。
1.2.3
この曲はYouTube上に音源が公開されている優しい雰囲気のナンバー。
ギターの音色や表現、レコーディング方法ばかり熱心に語ってしまったけど、この曲の場合は、サビ部分のリズムギターとリードギター分け方や、Cメロでギターが2本とも空間系表現をしている部分の雰囲気が僕は好きだ。
もちろん楽曲全体、ボーカルさんの声質含めたバウンドサウンドも、かなりかっこいい。何度か過去の記事で同じことを書いてしまっていると思うけど、曲の印象とボーカルさんの声や雰囲気がマッチしている。
他にもSoundCloud上に多くの音源が公開されているので、ぜひ聴いて「FromDayONE」というバンドさんを知って欲しい。
- SoundCloud
https://soundcloud.com/fromdayone-1
- Official Website