アメリカは言うまでもなくCD離れが進んでいますが、有名ラッパーであるカニエ・ウェストが、自身のTwitterで「CDは二度とださない、今後はストリーミングのみ」と発言して注目を浴びています。
カニエ・ウェストは先日発売したばかりの最新アルバム「The Life of Pablo」が、違法ダウンロードサイトで拡散したあげく、自身にもソフトウェアの違法ダウンロード疑惑がかかるなど騒動が続いていただけに、相変わらず話題に尽きないアーティストですね。
I was thinking about not making CDs ever again... Only streaming— KANYE WEST (@kanyewest) 2016年3月7日
CDの発売は本当に終了する模様
この度カニエ・ウェストは、Twitter上で「今後はストリーミングのみ」と発言した後に、前作である「Yeezus」のパッケージに関して、「CDが安らかに眠る棺桶」とも発言しています。
the Yeezus album packaging was an open casket to CDs r.i.p— KANYE WEST (@kanyewest) 2016年3月7日
過激な表現であることに変わりはないですが、実際にアメリカでは、CDの売上をダウンロード販売やストリーミング販売が上回っていますし、特にストリーミングは前年比2倍以上と急成長しています。
カニエ・ウェスト自身も、ラッパー仲間のジェイー・ジーが手がける音楽ストリーミングサービス「Tidal」の共同オーナーであることから、今後は本格的にストリーミング配信へ舵を切っていくようですね。
ストリーミング音楽配信に関しては、大物アーティストのニール・ヤングが「ストリーミングは音質がクソだから、配信しない」と否定的だったり、解決はしたもののテイラー・スウィフトが「アーティストに充分な収益が支払われていない」として一騒動が起こったりと様々ですが、肯定派と否定派どちらの言い分も正義があるので、今後はストリーミングに対するこういったアーティストの発言に注目されることが多くなりそうです。