Twitter社が今年のはじめ、ドイツ発の音楽サービス「SoundCloud」に 7000万ドルの投資を実施していたとRe/codeをはじめ、多くの海外メディアが報道しています。
2年越しの実現ですね。
僕もユーザーとしてお世話になっているSoundCloudですが、何か大きく変わることはあるのでしょうか。
著作権問題の心配がなくなったタイミング
先ほども書きましたが、2年前にも「TwitterがSoundCloudを買収か?」との報道がありました。
しかしその時は、SoundCloud側が大手レコード会社とのライセンス契約を締結していなかったため、著作権の処理やライセンス契約の費用に莫大な資金が必要になる見込みから、交渉は物別れに終わったといわれています。
SoundCloudは今年に入ってから、ユニバーサルミュージックやソニー・ミュージックといった大手レーベルと立て続けにライセンス契約を締結していますので、この機会に投資ということでしょうかね。
Twitterも念願の音楽事業に再挑戦?
Twitter自身、過去に独自の音楽サービス「Twitter #music」を提供していました。
「Twitter #music」は、Twitter社が過去に買収したオーストラリア発の音楽サービス「We Are Hunted」がベースとなっており、ユーザーのアクティビティに基づいて楽曲チャートを表示したり、ユーザーがリアルタイムで聴いている音楽に関するツイートができるサービスでしたが、1年経たない内にサービスを閉じてしまった過去があります
そういった過去を経験したうえでの、今回のSoundCloudへの投資です。
単純に双方のユーザー基盤を活用できるだけでも魅力的ですが、アマチュアからプロまで幅広いユーザーが利用し多くの楽曲がソーシャルに共有されているSoundCloudのサービスは、Twitterとの相性も良いと思います。
今回の投資により具体的にどういった事が実現するかなど不明ですが、めまぐるしく状況の変わる音楽配信サービス界隈にTwitterが再挑戦する日も近いのかもしれませんね。