今回は海外バンド「Time, The Valuator」のレビュー。
たまたまSpotifyのプレイリストで出会ったバンドだけど、なかなか僕好みのジェント的サウンドだ。
昨年から活動を始めたばかりのバンドなので、まだ情報が全然ないけど、気に入ったので紹介してみよう。
Time, The Valuatorの基本情報
彼らはドイツのエッセン出身、ジャーマンメタルの系譜を引き継ぐポストハードコアバンドだ。
2015年に結成されたばかりのバンドだが、2016年10月にドイツのインディーズレーベル「Dreambound」から楽曲をリリースしている。
Facebookページのバンド紹介によると、オルタナティブロック、ポップ、メタル、ジャズ、アンビエントなど様々なジャンル、幅広いスタイルの音楽から影響を受け、独創的な音楽を作り出すことに注力しているようだ。
確かにその通りで、「メタルコアと呼ぶには軽すぎる、オルタナティブ・ロックと呼ぶには重すぎる」といえる、いろんな要素が混ざった音楽になっている。
それでいて非常に聴きやすくキャッチーなメロディを奏でているので、今後の活動に注目したい海外バンドだ。
楽曲「Elusive Reasons」は、クリーンが魅力的な音楽
僕は重たく激しい音楽の中でも、比較的クリーンボーカルが中心のサウンドが好きだ。
もっと具体的に言うと、グロウルやスクリームよりも、クリーンボーカルに重点が置かれているポストハードコアが好きだ。
このブログを読んでくれている方は僕の好みが丸分かりだと思うけど、以前紹介したことのある「Novelist」とか、まさにドンピシャなサウンドだ。
つまるところキャッチーな音楽が好きなんだけど、そいうった人向けには本当にお勧めしたいナンバー。
クリーントーンのギターとジェント的リフから始まるイントロの時点で僕のツボにはまっているし、メロディーパートの始まりはクリーンギター&クリーンギターが作る空間も素敵だ。
ドラムパターンやギターの変化、徐々に加速させていくギターリフで勢いを出し、サビに入ってからは一気にポストハードコア・ジェントの雰囲気が出てくる。
この加速しながら、サビにつながっていく雰囲気が本当にかっこいい。
また、イントロもそうだったけど、ジェント的リフを奏でるバッキングギターと、クリーンサウンドのリードギターの役割が明確になっていて、そういった部分も楽しみながら聞くことができる一曲。
Elusive Reasons