2015年11月から本格的に活動している「SUSPECTUM NOX DISCORDIA」さん。
Audioleafのピックアップで紹介されていたバンドさんで、僕の感想を一言で表すと、「気になる」だ。
「混ぜるな危険」なんて言葉は気にしないニューサウンドスタイルだ。
和風サウンド+エレクトロのバンド
和風のロックバンドというと、あの有名な「和楽器バンド」を想像する人は多いと思う。箏や和太鼓といった「和楽器」をバンドに取り入れているので、スタイルだけでなくサウンドまで和風のバンドさんだ。
他には「BABY METAL:メギツネ」とか想像する人もいるだろう。
僕含め、もう少し年代が上の人に聞くと、ハードロック色が強くなるけど「陰陽座」の名前を出す人も多いだろう。こちらは衣装などの見た目が和風色の強いスタイルだ。
とにもかくにも和風サウンド/スタイルのバンドはとっくに確立していたけれど、そこにエレクトロの要素を足したのが、この「SUSPECTUM NOX DISCORDIA」さん。もちろん見た目も和風だ。
僕が勉強不足なだけかもしれないが、このスタイル/サウンドのバンドさんは初めて聴いた。
リフひとつとっても、HR/HMのようなサウンドからエモっぽいサウンド(エレクトロが入ってピコリーモ?)と色々混ざっている。
そこにクリーントーンのボーカルはもちろん、グロウルや女性ボーカルのガテラルと色んなボーカルサウンドが入ってくる。さらには機械通したボーカルも入っており、このあたりからもエレクトロ要素を積極的に取り入れていることが伺える。
「混ぜるな危険」なんて考えは古いのか?
書いた文章読み返してみたけど、「クリーン」「グロウル」「ガテラル」「機械音」って、ボーカルだけで4種類も混ざっているじゃないか。
最初にも書いたけど、本当に「気になる」バンドさんだ。好きとか嫌いとか、オススメとか違うとか関係なく「気になる」バンドさんだ。
あえて「混ぜるな危険」という言葉を使って紹介したけど、そもそもそんなこと気にしていたら「新しいサウンド」とか「新しいスタイル」とかは出てこないんだろうな。
「和風+エレクトロ+メタル」というスタイルで、「和風+エレクトロ+メタル」なサウンドを演奏するということにチャレンジされている時点で凄い。
正直、流行るのか流行らないのか全く想像もつかないけど、バンドだけでなくジャンルとしても今後が気になる。
SUSPECTUM NOX DISCORDIA / PunchDrunker
audioleaf
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