最近、全然ライブに行けてない。
その為か、このサイトでも近頃は海外インディーズバンド・アーティストの紹介が多くなってきているけど、そんなのは気にせず今日もいってみよう。
今回紹介するのは、オーストラリア・シドニー出身のギタリスト「Plini」。
このアーティストの存在自体は1年ほど前から知っていたけれど、あまりしっかり聴いたことは無かった。
今回、愛用しているGoogle Play Musicのレコメンド機能で、2016年8月リリースのアルバムをおすすめされたので、聴いてみた。
・・・うん、僕の好きなDjent(ジェント)・プログレサウンドじゃないか!
活動はインストが主体のギタリスト
公式サイトに記載されている自己紹介によると、Pliniはオーストラリア・シドニー出身で24歳のギタリスト・作曲家だ。ついでに建築学の修士号も持っているらしい。
そして、あの「Sithu Aye」と一緒にEPもリリースしているとのこと。
Sithu Ayeといえば日本大好きなギタリストで、かなりヒロイックなサウンドを演奏する。
先日、来日もしていたし、何と言っても「Senpai(先輩)」というタイトルのEPをリリースしているので、知っている人も多いだろう。知らない人は是非調べて聴いてみて欲しい。
ちょっとシンバル音割れがひどいが、Sithu AyeのYouTubeチャンネルに共演している映像がアップされていたので紹介しておく。
Moonrise with Plini at the UK Tech Fest Saturday Afterparty
話が逸れたけど、そんな「Sithu Aye」と一緒に活動しているということからわかる通りのサウンドを、Pliniも演奏している。
さらには、以前紹介したことがある「Novelists」のレコーディングにも参加したことがあるようなので、これは確実に僕好みのキャッチーで、プログレで、ジェントな音が期待できる。
「ギターヒーロー」という紹介が似合うナンバーばかり
今回聴いたアルバムは「Handmade Cities」という7曲が収録されている作品。
Google Play Musicのジャンル上「ロック」と紹介されているのが残念だけど、本当におすすめできるジェントやプログレだ。
どのナンバーもヒロイックなギターが印象に残るし、1曲目の「Electric Surise」や、アルバムタイトルにもなっている2曲目「Handmade Cities」のイントロなんて格好よすぎる。
また、どちらの曲も一転して哀愁が漂うような泣きのギターや、突如として現れるジェント的バッキングなど、いろんな顔が登場するあたりも僕の好みだ。
どちらかというとジェントというジャンルの音楽は激しいリフが続く楽曲が多いが、Pliniのナンバーは落とし所や泣き所をしっかり混ぜてきている辺りが渋い。
その他7曲目「Cascade」のギターリフなんかもプログレとジェントの中間をいくようなラインが印象に残る。
決して重たいサウンド一辺倒になりすぎず、キャッチーで明るい雰囲気を残したプログレって僕は本当に好きだ。
ギターインスト好きはもちろん、プログレ好きにもおすすめしたいアーティスト。
Handmade Cities
Cascade
Official Website