2012年6月結成、2014年4月よりライブ活動を開始し、関東のライブハウスでの活動はもちろん、今年に入り全国ツアーを開催するなど、精力的に活動されている「SONIC RADIO」さん。
パワフルな声から切ない声までと幅の広い女性ボーカルの歌声と、かなり正統派なロックサウンドが印象に残る。
そして、そんな正統派ロックに混ざるちょっと巧みな曲も、また特徴的だ。
限界セレニティー
YouTube上にMVが公開されている一曲。
力強いイントロから、ブリッジミュートを効かせたAメロにつながり、そのまま盛り上がりをみせるサビにはいっていく。サビ終了後のギターソロが終わると、一旦Cメロで落として大サビにつなげる曲構成からバンドサウンドまで全てが正統派のロックに仕上がっており、ストレートで心地よい。
そして、ギターソロに完全にやられた。もうサウンドが大好物だ。
ギターのチョーキングサウンドってなんであんなにかっこいいんだろうか。
初期曲である「Ending Of The Ghost」や、最新曲「Ur Song」なども王道サウンドなので、やっぱりバンドの顔・印象としては正統派ロックになっているようだ。
足跡
2015年4月6日に一般リリースされた2nd EPに収録されている1曲。
とりあえず、初見では拍が全く取れなかった。
イントロからいきなり混合拍子で来るなんて全く予測していなかったので、かなり凝ったアレンジをされていると感じ、本当に曲を聴き入ってしまった。
そういう意味で、この曲を聴いた時に「バンドマンが好きそうな音楽」という言葉が出てきた。こういう拍子のアレンジがバッチリ決まる曲ができた時は絶対気持ちいいと思う。少なくとも僕はそうだったので、勝手に「バンドマンが好きそうな音楽」と紹介している。
もちろん、バンドをやったことがない人にとってもでも中々聴く機会のない混合拍子の曲なので、曲の世界に引きずり込まれると思うし、拍子だけじゃなく音楽のアレンジやサウンドもかっこいい。特に最後大サビに行く前なども、曲が終わると見せかけてのもう一度の盛り上がりなので、本当に飽きずに再度まで展開を楽しんで聴くことができると思う。
先ほど紹介した「限界セレニティー」のような王道サウンドにこういった曲が混ざっているのが、印象に残った。