Googleは2016年4月28日、提供中の定額制音楽配信サービス「Google Play Music」に、月額1,480円(税込)のファミリープランを追加しました。
契約者本人とその家族5人までを含めた最大6人が、約3,500万曲の音楽を自由にストリーミングにて聴くことが可能になります。
もちろん、音楽を複数のデバイスに同時にストリーミングすることも可能で、各自が最大10台のデバイスでGoogle Play Musicを利用することができます。
家族グループを作成することで利用可能に
Google Play Musicのファミリープランを利用するには、Google Playで「家族グループ」を作成する必要があります。
家族の代表者は最大5人までを家族グループのメンバーとして追加できるので、Android端末から設定する場合は、Play ストアを起動し、メニューアイコンをタップした後、【家族】から【家族を管理】、【家族を招待】と進み、招待する相手のメールアドレスまたは電話番号を入力するだけです。
各自の好みにあったレコメンドを提供
ひとつの契約で最大6人が利用できるようになるわけですが、それぞれの好みで曲を聴くことができ、他の家族とプレイリストなどが共有されることはないため、各自の好みに合ったおすすめ曲だけが紹介されるようになります。
当然ですが、ライブラリやオフライン設定をしたコンテンツもそれぞれのメンバーが所有しますので、家族間でコンテンツが共有されることもありません。
音楽の趣味が異なる家族の聴いているジャンルがレコメンドされないのは良いですね。
Apple Musicに追いついた、国産サービスは追従?
これまでも定額制音楽配信サービスでライバルにあたるApple Musicでは、月額1,480円で最大6人までが利用可能なファミリープランを提供してきていましたので、今回Google Play Musicは、全く同じプランを開始したことになります。
今のところ僕は「ファミリープラン」を利用する予定はないですが、家族がバラバラで契約していた人にとっては、嬉しいプランです。
一方で国産サービスである「LINE MUSIC」や「AWA」には、本日時点でファミリープランはありません。
しかし、LINE MUSICは学生向けに割安の「学割プラン」を提供していたり、AWAも機能が一部制限されるものの月額360円と格安な「Liteプラン」を提供しているので、このあたりで差別化が進んでいます。
定額制音楽配信サービスが国内で一気に始まってから間も無く1年が経とうとしていますが、競争は激化していきそうですね。