アップルのCEOであるティム・クックは、定額制音楽配信サービス「Apple Music」の有料会員数が、世界で1300万人を突破したことを発表しました。今年の2月に公表した有料会員数は1100万人だったので、2カ月で200万人も増加したことになります。
独占配信や先行配信による集客が、どこまで可能か
昨年の6月にサービスが開始したApple Musicですが、この有料会員数1300万人という数字は、定額制音楽配信業界の巨人である「Spotify」に次ぐ大きなサービスになりました。
しかし、今後はもライバルサービスにあたる「Spotify」や「Tidal」などと競争を続けていくことは必須です。
こういった定額制音楽配信サービスでは、「コンテンツの独占配信・先行配信」がユーザーメリットの一つになっていて、実際にApple Musicもテイラー・スウィフトのアルバム「1989」を独占配信することで、ユーザーの支持を得ました。
一方でライバルにあたるTIDALも、有料会員数は300万人にとどまっているものの、カニエ・ウェストの新作を先行配信したり、先日亡くなったPrinceの楽曲を配信していたりしいます。
Apple MusicやSpotifyでは、Princeの楽曲は取り扱っていません。
個人的な考えですが、独占配信は結果的に「違法配信・海賊版」を増やすだけだと思っているので否定的なのですが、今後も各サービスによる魅力的なコンテンツの独占は続いていきそうです。
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