イギリスの調査会社「MIDiA」の発表によると、現在Amazon Prime MusicやAmazon Music Unlimitedを含むAmazonの音楽配信サービスは急激に成長しており、世界3位の規模になっているようです。
後発サービスながら、Amazonという巨大プラットフォーム(のPrime会員というメリット)を最大限活用し、QQmusicやDeezer、TIDALなどを置き去りにしていますね。
1600万人の加入者で世界市場の12%シェア
MIDiAによると、現在Amazonには、Amazon Prime MusicのユーザーとAmazon Music Unlimitedユーザーを合わせて、約1600万人の加入者がいるとのこと。(※Amazon Music Unlimitedは、日本では提供されていません。)
これにより、現状Amazonは世界第3に音楽配信サービスになっていて、第4位と第5位のプレイヤーQQ MusicとDeezerよりも大幅に先行し、12%の世界シェアを獲得ています。
利用者はアメリカ、日本、ドイツ、イギリスがメイン
また調査結果によると、Amazonの音楽ストリーミングの利用者は、アメリカ、日本、ドイツ、イギリスといった4つの市場に集中しているようです。
これらの市場では、Amazon Prime加入者の35%がAmazon Prime MusicまたはAmazon Prime Music Unlimitedユーザーとなっており、Amazon Primeの加入者が追加料金なしで利用できるという点が、最もAmazonの強みになっています。
ライバルにあたるSpotifyやApple Musicなどは、音楽サービスの為だけに月額費用が必要ですが、Amazonは違います。
Amazonがやるべきことは、4000万人いるAmazon Primeの加入者に無料で音楽サービスの使用を開始させることだけです。
これは決定的に違いますよね。
急激な勢いで利用者を増やしているAmazonの音楽配信サービス、Apple Musicの背中はすぐそこにあるかもしれません。
Source: