日本だけでなく、世界中で多くのユーザーが利用している短尺動画共有アプリ「TikTok」を手がける中国の「ByteDance」社が、音楽ストリーミング配信サービスを開始する計画であると、複数のメディアが報じています。
今やTikTok発の大ヒット曲も出てくる時代になっていますので、注目のサービスになるかもしれません。
既に世界三大レーベルとは協議中か
報道によると、ByteDance社は、早ければ年内にも音楽ストリーミング配信サービス参入について発表するかもしれません。
また、既にユニバーサル・ミュージック、ソニー・ミュージック、ワーナーミュージックの世界三大レーベルともライセンスについて協議を初めており、アメリカに先駆けて、インドネシア、ブラジル、インドでのサービスが予定されているようです。
月額料金は、Apple MusicやSpotifyといった競合サービスと同水準、またはそれ以下となる月額10ドル(約1,080円)以下に設定されるだろう、とも報じています。
音楽シーンはTikTok発のヒット曲が登場する時代に
今に始まったことではないですが、最近ではTikTok発のヒット曲が、大量に登場してきています。
これは、日本だけでなく世界でも同じような現象が起こっています。
例えば、こちらの記事でも紹介している「Lil Boom - Already Dead」という楽曲。
この曲は数年前に日本でリリースされた当方プロジェクトの同人CDが、様々なアーティストの手によりサンプリングにエディット、ついでにラップまで重ねられて、2019年夏にTikTokのバイラルやSpotifyのバイラルで海外で大ヒットするという自体になりました。
また日本国内でも、大阪発の5人組バンド「Novelbright(ノーベルブライト)」の「Walking with you」という楽曲が、TikTokをきっかけに大流行しました。
こちらは「Novelbright(ノーベルブライト)」の路上ライブの模様がTikTokで大拡散し、若年層を中心にバズを起こしました。
これまでもサメダンスで有名な「Babyshark」やシリシリダンスの原曲「Matteo - Panama」、ダイエットダンスで使われた「Fitz and the Tantrums - HandClap」など、TikTok発のヒット曲が、どんどん登場する時代になってきています。
そんなTikTokを手掛けるByteDance社が手掛ける音楽ストリーミング配信サービスは、音楽シーンをリードするサービスになるかもしれません。
2020年にはIPOの計画も噂されているByteDance社の動向から目が話せません。
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