アメリカの経済誌Forbesの発表によると、2016年6月から2017年6月までの1年間に最も稼いだアーティストはビヨンセで、その収入は1億500万ドル(約118億円)とのことです。
1年間で118億円・・・やっぱり華やかな世界には夢がありますね。
売上の中身としては、昨年のワールドツアー「フォーメーション(Formation)」による収益や、自身が立ち上げたファッションブランド自身のファッションブランド「Ivy Park」などが収益の柱になっているようです。
2位以降にも有名アーティストが
ちなみに2位は、イギリスの女性アーティストのアデルで約6900万ドル(約77億円)を稼いでいます。アデルも2011年以来の大々的なツアーを行ったことが、重な収益の柱になりました。
続く3位は、アメリカの歌手テイラー・スウィフトで、収益は推定4400万ドル(約49億円)でしたが、昨年の首位(1億7000万ドル)から陥落です。今年は新作こそ発表したものの、目立った活動はありませんでした。先日新しいアルバム「レピュテーション」をリリースしており、今後ライブ・ツアーも予定されているので、来年は再び首位に返り咲く気がしています。
その他4位にはセリーヌディオン、5位にはジェニファーロペスが続くなど、いずれも有名アーティストが続いています。
EDMのDJと比較しても遜色ない稼ぎ
ちなみにこちらは完全に余談ですが、ビヨンセの1億500万ドル(約118億円)やアデルの6900万ドル(約77億円)がどのくらいかというと、今や世界の音楽市場を圧巻しているEDMのトップDJである、カルビン・ハリスの2017年収入が約48.5億円と言われています。
その他、The Chainsmokersが約38億円、SkrillexやSteve Aokiが約30億円と、トップDJと比較しても遜色ないですよね。
これにはやはりジャンルごとの商習慣というか、「音源を売る」ということがどのくらい重要か不本意ながら思い知らされてしまいました。(EDMアーティストに「音源を売る」という概念はほとんどない)
一概に比較しているわけではないですが、毎日世界中を飛び回って、今日もどこかのクラブで演奏しているトップEDMアーティストの収入と、いわゆる通常のシンガーソングライター/アーティスト系の収入を比べると、いろいろ思うところがあります。
ちなみに、明後日23日(木)・24日(金)の2日間限定で、同じくトップDJであるAVICIIのドキュメンタリー映画『AVICII: TRUE STORIES』が、日本で公開されます。この映画をみると、彼らがいかに過酷な状況下で音楽活動をしているのか見えてくるそうなので、興味がある方は是非見てください。僕も時間があれば行こうと思っています。
Source:
The World's Highest-Paid Women In Music 2017
Aviciiのドキュメンタリー『AVICII: TRUE STORIES』2日間限定で日本公開決定