<2016年11月18日追記>
サービス開始から1年が経ちましたが、未だにソニー系やavex系の邦楽が配信されていません。
---追記ここまで---
2015本日11月18日より、Amazonの定額制音楽配信サービス「Prime Music」が始まりました。
年会費3,900円を支払っているPrime会員であれば、国内外のアーティストの100万曲以上の楽曲が聞き放題というサービスです。
AWA, LINE MUSIC, Apple Music, Google Play Musicと定額制の音楽配信サービス開始が相次ぎ、今度はECサイトの王者Amazonです。
正直な感想として、もうお腹いっぱいですし、僕はAmazon Primeのユーザーではないのですが、配信している楽曲や参加しているアーティストは気になったので、早速覗いてみました。
恒例行事のようになってきた「ソニー系の邦楽がない」
もう何度タイトル名のサービスを変え、同じように「ソニー系の邦楽が・・」と紹介してきたことでしょうか。
いや、別に僕もソニーに固執しているわけではないですよ?でもやっぱり、ソニーの邦楽は国内では多く聴かれていますからね。
そういった理由から、Apple Musicが始まった時にもソニーの邦楽がない!と一人で騒いでいましたし、Google Play Musicが始まった時にも「ソニーの邦楽あるけど、アーティストの種類が少ない!」と騒いでいました。
そして今回もPrime Musicでは、「西野カナ」「UverWorld」「miwa」など検索したところ、やはりソニー系邦楽は配信されていません。見事にオルゴールやカラオケサウンドしかありませんでした。
もはや毎回の出来事なので、あまり驚きませんが。
今やApple MusicでもGoogle Play Musicでもソニー系の邦楽はほとんど配信しているので、Prime Musicでもそのうち配信されるでしょうね。なんで毎回スタートに間に合わないのかな。1年経っても配信されていません。
よくみると、珍しくavex系列も配信していない!
その後、他のレーベルに所属しているアーティストが配信しているか確認したところ、どうも「avex系列」の邦楽も、現時点では配信していないようですね。「EXILE」「三代目J Soul Brothers」「E-girls」など、今や日本の音楽の中心といっていも良いアーティストが配信していません。こちらもオルゴールやカラオケサウンドのみです。
まぁ、勝手なイメージですが、Amazon Prime会員とavexの音楽を聴くユーザー層はあまり被っていなさそうです。
公表している楽曲数も「100万曲」となっていますし、その他のレーベルでもビクター系列なども配信していなかったり、参加しているレーベルでも最新曲は配信していなかったりと、邦楽は歯抜けラインナップな印象です。
Apple MusicやLINE MUSIC、AWAなど他サービスとの楽曲数の比較や料金の比較も参考にしてみてください。
参加しているレーベルやアーティストは?
軽く調べただけですが、国内4台レーベルのうち、ユニバーサル系列とワーナー系列は楽曲配信に参加しているようです。
しかし、最新の曲やアルバムが配信されていなかったり、過去の作品も一部しか配信されていないなど、歯抜けの状態です。
ユニバーサル・ミュージック・ジャパン系列
国内4大レーベルのひとつ「ユニバーサル・ミュージック・ジャパン系列」は、Prime Musicへ楽曲提供をしているようで、以下のアーティストなど楽曲を聴くことができました。
- [Alexandros]
- 9mm Parabellum Bullet
- RADWIMPS
- ベリーグッドマン
- TEE
- VAMPS
- hide
- GReeeeN
- 黒夢
- AI
- MACO
ワーナー・ミュージック・ジャパン系列
こちらも国内4 大レーベルのひとつ「ワーナー・ミュージック・ジャパン系列」ですが、Prime Musicへ楽曲を提供しているようです。
- きゃりーぱみゅぱみゅ
- 絢香
- ウルフルズ
- indigo la end
- androp
- ゲスの極み乙女。
いかがでしょうか。
一例ですが、こういったアーティストは楽曲を配信していました。
実際に「誰の」「どの曲」が配信されているかは、Amazon Prime Musicでアーティスト名や作品名を検索した際、アルバムジャケットに「Prime」アイコンが表示されているか否かで判別できます。
もしくはアルバムをクリックした後に、「Prime Musicで聴きます」と表示されている楽曲は、Amazon Prime Musicで聴くことができます。
会員登録しなくても検索はできますので、事前に調査できますね。
あくまでPrime会員向けの追加サービスか
このように、ライバルの定額制音楽配信サービスと比べると、どうしてもラインナップ的に見劣りしてしまいますが、そもそもAmazonが提供しているサービスです。音楽配信が本業ではありません。
考え方として、「いつもお世話になっているAmazon Prime。どうせ利用しているし、年会費3,900円の中に音楽聞き放題のサービスも始まった。先日Prime Videoも始まったし、さらにお得!」というとこですかね。
単純にAmazon Primeを利用している人にとっては追加料金無しの嬉しいサービスなので、前提としてライバル企業とはターゲットユーザーが異なる気がします。
どちらかというとECでの地位をさらに強めたいという印象なので、そのうち対抗して、ヨドバシ.comとかが同じようなサービスを始めたりして。