今日は不定期コーナーということで、久しぶりに海外のおすすめバンドを紹介してみる。
今回紹介するのは、カナダ・トロント出身の「INTERVALS」というバンドだ。
最近Google Play Musicのレコメンド機能で知ったのだけど、ジャンルで言うとプログレッシブメタルやジェント(Djent)といった雰囲気のインストバンドだ。
INTERVALS・プロフィール
バンドのプロフィールとしては2011年結成で、ギタリスト兼プログラマーの「Aaron Marshall」を中心に結成されたプロジェクト的なバンドだ。
バンド結成当初は、ギターにベース、ドラムやボーカルを含めた編成でメタル/Djent色が濃く出ている作品をリリースしたことでシーン界隈でも注目されたようだが、その後紆余曲折を経てAaron以外のメンバーが全員脱退したようだ。
結果、現在は「INTERVALS a.k.a Aaron Marshall」と紹介されるようにAaronのソロ・プロジェクトになっている。
ヒロイックなサウンドが男心をくすぐる
Google Play Musicには、初期作品(バンド体制でボーカルなどが入っている)である「In Time」などの音源も公開されていたのだが、今回は最新アルバム「The Shape Of Colour」について紹介しよう。
全8曲・34分41秒の作品だが、ギタリスト兼プログラマーの作品ということもあり、どの曲もやはり全面的にギターサウンドが効いているインスト作品だ。
さらに各曲に共通していえることは、どの曲にも「これぞDjent!」といえるハイトーンのブリッジミュート・バッキングがあることと、伸びがあったり、哀愁漂ったり、少しジャジーだったりと様々な顔を見せるギターテク・リードサウンドが入っていることだ。
特に伸びのある・明るいサウンドのリードギターは、超絶ヒロイックなサウンドとして僕の男心をくすぐってくれる。僕はギタリストじゃないけど、バンドマンは絶対好きなサウンドだ。
どの曲も素敵だけど、中でも僕のお気に入りの「3曲目:Sweet Tooth」と「7曲目:Meridian」を掘り下げてみる。
Sweet Tooth
イントロだけ聴くと他の曲と少しニュアンスが異なるので困惑してしまったけど、曲が進めばそんなことはない。うん、やっぱりプログレだ。
約3分30秒と短めの楽曲だけど物語のように音楽は進んでいき、落とすところもメインになるフレーズも非常にヒロイックで明るいサウンドになっているので、僕はどハマりした。ちなみに僕はベーシストだったので、ギター以外に時々聴こえるジャキジャキしたスラップサウンドも気に入っている。
Meridian
少し落ち着いた幻想的なリードギターサウンドから始まるナンバー。
アルバムの7曲目なので最後までこの雰囲気で進むかと思いきや、やはりそうはいかずに、シーンが変わって実に叙述的でクールなギターテクが聞こえてくる。昔記事を書いたことがるけど、こういうサウンドも「エモい」っていいたくなるよね。
少しノイズを効かせた伸ばし方、そこに重ねるピッキングハーモニクスなんかは、まさに僕たちの想像するギターヒーローがる繰り出すサウンドだし、魅力的。
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