2007年結成、3ピースでポストロック系インスト楽曲を演奏するバンド「隙間三業(すきまさんぎょう)」さん。
公式サイトによると「ドラムとベースが兄弟で、ベースとギターが幼なじみ」という、素晴らしい組み合わせのバンドさんだ。僕は周りにはたまたまいなかっただけで、意外と兄弟や幼なじみと一緒にバンドを組んでいる人は多い気がする。以前紹介した「HIGH BONE MUSCLE」さんとかもそうだった。
今度、調べてみよう。
世界観溢れるキレイな音楽
紹介しておいてなんだが、僕は正直に言って、インスト系のジャンルには全く明るくない。むしろ、ほとんど知識とかもないので、多く語ることができない。
そんな僕が何故このバンドさんを紹介したかというと、単純に「曲がキレイだから」という理由だ。
ギター・ベース・ドラムの3つの楽器が、空間的に広がりがあるリフを続けていく音楽は、聴いていて何とも言えない気分になる。
タイトルで「ポストロック系」と紹介したけれど、ある意味「環境音楽」的な要素も感じるので「アンビエント系」とも表現できるかもしれない。
どの楽曲もバンドさんの世界観に溢れており、本当にキレイで心安らぐ良い音楽だ。
a snow day a rich day
スタジオ・ライブバージョンががYouTubeに公開されているナンバー。
クリーン・ディレイで広がるギター、あまりタムを使わないシンプルでタイトなドラム、少しミドルが強めの弾けるベースから始まるイントロの時点でカッコいい。
曲の展開は目まぐるしく変わっていき、曲の中盤では最初のタイトさはどこへいったのか、空間的な印象が随分強くなる。
その後、再びタイトな雰囲気→空間的な雰囲気と変わり、最後は曲の始まりとは全然違う雰囲気の展開になっていく。
もしかしたらインスト系のバンドでは王道の展開なのかもしれないけれど、曲のキレイさに僕はハマった。