複数の海外メディアによると、現在Spotifyは一部ユーザーを対象に、アプリ内で音声による音楽検索機能をテストしており、ユーザーがお気に入りのアーティストや楽曲、プレイリストへ簡単にアクセスできるようになっているようです。
過去にはiOSアプリ内に「ドライブモード」を含む機能のテストを少数ユーザー向けに行っていたこともありますが、同じような表示が一部ユーザー向けに出てきているようです。
先日、Spotifyも独自スマートスピーカーの開発を検討しているかもしれない、という記事を書きましたが、音声でアプリを操作できるようにしている動きは、その布石かもしれませんね。
すでに海外メディアが利用シーンの動画も公開
今回の件に関しては、すでに複数の海外メディアが実際に音楽検索がアプリ上で動いている様子の動画を公開しています。
I spy @Spotify laying the foundation for a smart speaker… pic.twitter.com/n1slxIFUNA
— Hunter Owens (@owens) 2018年3月14日
動画を見る限り、新しい音声検索機能は、アプリホームのタブから一番下の中央にある虫めがねのアイコンをタップすることで、画面の右下隅にある白い吹き出しの中にマイクアイコンが表示されて、利用できるようになるようです。
こういった動画公開など受けて、海外メディアがSpotifyに問い合わせも行ったようですが、「ユーザーエクスペリエンスを向上させるために、常に努力はしているが、現時点で何も言うことはない」と、ノーコメントのようです。
先日紹介した記事でも書きましたが、定額制音楽配信サービスはスマートスピーカーにより、市場全体が底上げされてきています。AppleやAmazonの音楽配信サービスが自社の独自スマートスピーカーと共に成長している現状を考慮すると、Spotifyも音声操作での快適性や独自スマートスピーカー開発に本腰を入れてきてもおかしくない状況ですね。
Source:
Spotify’s experimental voice control feature is an excellent end run around Siri