2014年から活動しているロックバンド「FEIDA(フェイダ)」さん。
ギターボーカル、ギター、ベース、ドラムの4人構成だ。
これが"エモい"音楽だ
よく「エモい音楽だ」とか、「このバンドはエモい」とかいう言葉を聞くし、僕自身も多様してしまうことがあるが、ここでは敢えて「エモい」と言いたい。
そもそも「エモい」ってなんだってとこから始まりそうで、言葉の定義は人により変わると思うが、僕の中ではいわゆる「エモーショナル=感情的な、哀愁のある、情緒がある」といった意味あいで考えている。
このバンドさんは、本当に情緒があり感情的な音楽を演奏している。
ジャンル的にはポスト・ロックやオルタナ系ロックと感じる人もいるかもしれないが、この感情的な表現はやっぱり"エモい"。
もちろんアップテンポのナンバーであったりハードコア的要素を含むナンバーもあるのだが、とにかく重厚感のあるギターリフに乗せた感情的で力強くも切ないボーカルが特徴的だ。
楽曲は3分30秒程度がメインになっており比較的短めだが、その中で感情的であり"エモい"面が全面にでている曲ばかりだ。
ten years
重たいリフから始まるイントロはラウド系かな?と想像させるが、その後に入ってくるクリーンギターと切ないボーカルの声が曲の雰囲気をガラッと変える。
その後も、基本的にパワーコード系ギターの重厚なリフとボーカルの優しい声が感情的に語りかけてくるようなエモさで印象に残る。
楽曲を通してメロディーやフレーズパターンの変化がそれほど多くなく、ゆったりと曲を楽しめるが、気づけば3分程過ぎていて一気に大サビに入っていく。
ただ、大サビにはいっても追加で盛り上がるわけでもなく、なんというか本当に情緒があるというか哀愁漂う世界観を表現している一曲だ。
feelings without words
100bpm程度のゆったりとした楽曲で、イントロや間奏、アウトロで繰り返されるギターフレーズが耳に残る。
やはりこの楽曲もメロディーラインは空間系のギターと優しくも感情的なボーカルが中心となっている。そしてサビに入っても同じフレーズが繰り返されるなど変化が少ないのだが、そんな中で間奏部分でみせる3拍子とブレイクを使った決め所がひときわ目立つような構成だ。
そのほか、Bandcamp上で公開されている楽曲にはハードコア色の強い曲であったり、バラード調の曲であったりと幅広い音楽があるので、ぜひチェックしてみてほしい。
Bandcamp
https://feida.bandcamp.com/releases