プライスウォーターハウス(PwC)の調査によると、アメリカ人が映画のストリーミングやダウンロードに支出する金額が、DVDのレンタルや購入に支出する金額を今年初めて上回ったと、Forbes JAPANが報じています。
調査によると、NetflixやHuluなどのデジタル配信に加えiTunes Storeなどのダウンロードサービスを合わせたデジタルホームビデオ業界の今年の売上は、前年から12.9%増えて95億ドル(約1兆1700億円)になる見込で、DVDの小売り・レンタル業界の売上は前年から9.8%減少し、78億ドル(約9600億円)になるそうです。
ありとあらゆるものがデジタル配信に
今年に入りアメリカの音楽業界でも、2014年のデジタル配信売上が物理メディアの売上を上回ったと報じらました。またゲーム業界でも同様の流れが起きており、2014年の実績ではデジタル配信の売上がパッケージの売上を逆転しています。
そして、今回は映画業界においても同じ流れになると報じらました。
アメリカにおいて、もうこのデジタル化の流れは止まりません。この勢いであれば、あらゆるソフト業界において数年もすれば、デジタル売上が全体の8割以上になりそうですね。
しかしながら、日本においては音楽もゲームも物理メディアの売上比率が高い状態が続いています。特に音楽業界、CDメディアに関しては、先日行われたAKB総選挙の総投票数が328万票だったとこのことで、全てがCD売上ではないにしても恐ろしい売上を記録し続けています。
とはいえ、ここ最近になって「AWA」や「LINE MUSIC」、「Apple MUSIC」などの音楽ストリーミング配信サービスが続々と登場してきていますので、今年は一気にデジタル化の流れが加速しそうです。