海外メディア「Digital Music News」が、Financial Timesの報道を元に、アップルの定額制音楽配信サービス「Apple Music」の有料会員数が、1,000万人を突破したと報じています。
2015年6月にスタートしたApple Musicですが、サービス開始から僅か6ヶ月あまりで有料会員数1,000万人の大台に乗りました。
順調に増える有料会員数
サービス開始以降、「思ったように会員数が増えていない」「無料ユーザーばかりで、有料会員になるタイミングで大量に解約される」などネガティブな噂がつきまとっているApple Musicですが、実際のトコロはかなり順調そうです。
2015年10月後半には、サービス開始から4ヶ月半で650万人の有料会員数がいるとの公式発表があり、そこからわずか1ヶ月半の間に、一気に350万人もの有料会員が増えた計算になります。
今回の1,000万人突破は公式発表ではなく、Appleも公式にコメントはしていないようですが、かなり順調なサービス展開になっていると考えられます。
2016年は、ますますストリーミングサービスが加速する
今回のFinancial Timesの報道内でも「Apple Musicの勢いが続けば、2017年には
定額制音楽配信サービスのトップになるだろう」とも言及されていますが、今後も音楽ストリーミングサービスの勢いは加速しそうです。
ライバルであるSpotifyも急激な加入者増加で有料会員数2,000万人を突破していますし、先日も紹介した通り、アメリカではストリーミング音楽の再生回数が2014年から2015年にかけて2倍に増加し、反対にデジタルダウンロードの販売数が減少する傾向にあるなど、特に海外を中心に音楽の聴き方がデジタルダウンロードからストリーミング配信へと移行が進んでいます。
この動きはこの先も当面変わらず、来年にはまた2倍に・・と言えそうな勢いです。
日本発のサービス「AWA」や「LINE MUSIC」は、最近元気なニュースがなくて残念ですが、「LINE MUSIC」はライブ動画やパフォーマンスのストリーミング配信に力を入れてきていますので、また違った形でニュースが出てきそうです。
- Source:
Hey Spotify: Apple Music Just Topped 10 Million Paying Subscribers