ちょっと面白いというか、興味深い記事を見ました。
YouTubeへ違法アップロードが気持ち的にダメと言い切れない理由
詳細はリンク先を読んでいただきたいんですが、コラムの論点はさておき、僕はこの中にある一文の「本当に価値ある記録は実はオーディエンスの側に蓄積されている」という点、まさにその通りだと考えています。
そして反対に考えると、バンドマンはもっと積極的にインディーズ時代のライブ映像を録画していくべきだと感じているので、今日はそのことについて書いてみました。
過去の映像には、音源と同じくらい価値がある
よく言われる話ですが、「初ライブはお客さん3人でした!」とか「初ライブは演奏が飛びました!」とかあるように、どんな有名バンドも、最初の一歩は普通のライブハウスから始まっています。
そういった初ライブの映像、記録していないバンドが多いのではないでしょうか?
そりゃ、あなたのバンドが将来有名になるかは分かりませんが、もし有名になった場合、その映像にはものすごく価値が出てきます。誰だって好きなバンドの初ライブとかインディーズ時代のライブ映像は見たいですからね。
現に「インディーズ時代の音源発売!」というメジャーアーティストのニュースはよく見るように、実際に過去の音源を購入している人は多いです。やっぱり気になりますからね。
でも「インディーズ時代のライブDVD発売!」って、なかなか見ないですよね。色んな理由があると思いますが、単純に「映像が残っていない」というバンドがほとんどではないでしょうか。
演奏のクオリティよりも、その時の映像に価値がある
その他に考えられる理由として、キレイに作った音源と違い「インディーズ時代のライブはクオリティが・・」とか色々あるかもしれません。でも、ファンにとってはクオリティよりも、好きなバンドの初ライブが見れることの方こそ価値がありますよね。
クオリティの高いパフォーマンスは、「今のライブ」で見れば楽しめますし、反対に「過去のライブ」は、映像が残っていないことには、どうやっても楽しむことができないです。
当たり前ですが、「その日の、そのライブ」は、すべての人の一生に一度しかありません。
ライブハウスのサービスや、個人でも撮影できる
多くのライブハウスでは、数千円追加することでライブの映像を記録してくれます。この数千円、バンドマンにとっては大金だってのも分かりますが、やっぱり「初ライブ」とか「レコ発」とか区切りになるライブは絶対に映像として残すべきです。
残念ながらライブハウス備え付けのカメラは、「音がライン入力」「後ろからの定点カメラ」が多いので臨場感に欠けることもありますが、最近のハンディカムは高性能な物が多いので、個人でもキレイな音と映像のライブ録画ができます。
僕も先日久しぶりに入ったスタジオでZOOMのハンディカム使って動画を撮ったのですが、かなりキレイに録れましたよ。
まとめると
インディーズバンドとして活動している段階では、ライブ映像は「YouTubeにアップしてバンドの紹介に使う」などがメインになるかもしれませんが、映像の価値は、時間が経ってから出てくるものです。
仮に有名になれずバンドが解散してしまっても、昔を懐かしんで映像を見ることだってできますし、将来への投資という意味で、区切りのライブでは映像の録画をオススメします!