今日から8月になりましたが、結局7月中に定額制音楽配信サービスの巨人「Spotify」は、日本に上陸しなかったですね。
今年5月末に「7月にはSpotifyが日本でもサービス開始か!?」との噂が流れ、僕もこのメディアで紹介しましたが、結局7月中には始まりませんでした。
果たしてどうなるのか・・・。
Spotifyの日本法人は人材採用を継続中
気になって調べたのですが、日本オフィスの人材採用は継続しているようで、採用情報のページには多くの募集が並んでいます。
「ビジネスデベロップメント」「ビジネスオペレージョン」「グロースハック」系のいわゆるマネージャー職から、「レーベル・リレーションシップ」といった音楽系サービスの鍵になるポジション、「マーケティング」「PR」「セールス(営業)」といった幅広いポジションを継続して募集しています。
この人材募集は前から続いているのですが、良い人がなかなか集まらないのか、それとも拡大に向けて採用し続けているのか、どちらなのでしょうか。個人的な感想ですが、「Spotify」クラスの外資系採用であれば多くの人が集まると思いますので、より良い人材を探し続けているというところだと感じています。
きっと日本でのサービス開始に向けて、素晴らしい人材拡大中なんだと信じておきます。
サービス赤字続くも、資金を調達しユーザーは拡大
最近のSpotifyの状況はというと、「月間アクティブユーザー数が1億人を突破し、有料会員数も3000万人を超えた」など、ユーザー数・売上の増加が信じられない勢いで続いています。
一方、これだけ売上が増加しているなかでも、企業自体の赤字体質からは抜け出せておらず、今年に入ってからも3月に約1100億円の資金調達も実施しています。最大手である「Spotify」ですら赤字から抜け出せない状況は、定額制音楽配信サービスの難しさを物語っていますね。
あまりネガティブな想像はしたくないですが、日本ではApple MusicやGoogle Play Musicといったグローバル展開している競合サービスだけでなく、AWAやLINE MUISCといった国産サービスも定額制音楽ストリーミングを提供しています。
Spotifyが8月以降に日本でサービスを開始したとしてもユーザーの取り合い・競合の激化は避けられませんので、それを理由に参入を躊躇している・・なんて可能性もゼロではない気がします。
僕の勝手なネガティブ妄想で終わることを信じて、「Spotify、日本でもついにサービス開始!」という記事を書ける日を待つことにします。