英国で、ユニバーサル・ミュージック・グループとソニー・ミュージックの合弁会社である「Now That's What I Call Music」が、低価格で独自の音楽ストリーミングサービスを自社のサービスアプリ「NOW Music+」上で開始しました。
Apple MusicやSpotifyが月額5.99ポンド(約980円)でサービスを展開するなか、月額4.99ポンド(約670円)と割安になっています。
レコード会社による直接サービス提供は果たして
これまでは、AppleやSpotifyといった定額制音楽配信事業者がユニバーサルやソニーといったレコード会社とライセンス契約を行い、エンドユーザー向けに音楽を提供してきました。
今回のサービスは、そのレコード会社自体が直接音楽をエンドユーザーに届けますので、当然自社でライセンスをもっている楽曲であればライセンス料も低く抑えられますので、割安で提供できるというところでしょうか。
そう聞くとレコード会社も積極的に直接音楽を配信すれば良いとも思うのですが、やはりソニーの「Music Unlimited」が終了してしまったことを思い出してしまいます。
結局エンドユーザーは「より多くの音楽」を聞きたいので、レコード会社の違いによって聞きたいアーティストの楽曲が配信されていなかったり曲数が少なかったりすると、ユーザーはサービスについてきません。
今回の「NOW Music+」は今のところ英国内だけでサービスを提供するようなので、しばらくは日本とは無縁ですが、動向に注目します。
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