これ、本当なんですかね。
米メディアComplete Music Updateが、Wall Street Jounalをソースとして報道していますが、全米レコード協会(RIAA)が、CDの海賊版・偽造品の実態を調査するためにアマゾンで上位に表示される音楽CD194枚を購入したところ、海賊版・微増品が違法44枚もあったようです。
しかも、そのうち18枚はアマゾンが直接販売したものだったようで。
4枚に1枚が偽物って、恐ろしいですね。
アメリカのインディーズレーベルは注意喚起も
海賊版の問題はここ最近に始まったことではないですが、アメリカのインディーズレーベル団体であるA2IMは10月、所属するインディーズレーベルに対し違法コピー商品に関する注意喚起を行っています。
注意喚起の内容によると、海賊版は正規のCDがリリースされてから2週間ほどで作成され、正規版より少しだけ安い価格でアマゾンに出品されているようです。
少しでも安ければ、安い方を買いたくなるのが人間の心理ですからね。
こういった不当な海賊版CDに警戒する注意喚起ですが、今回の調査によって25%が海賊版だと判明したわけで、もはや注意のレベルでは済まないですね。
CD販売不振に追い打ちをかける海賊版
当然、デジタル版でも海賊版の問題は大きな課題ですが、アマゾンのようなネット通販を使って大胆に海賊版を売られると、ますます対処が難しくなります。
すでに世界的には物理メディアであるCDの音楽売上よりも、ダウンロードやストリーミングといったデジタル版の売上が上回っていますが、それに加えて25%が海賊版ということであれば、CD販売には大打撃ですね。
当然アマゾンのは「海賊版の販売は許さない」として対策をとると発表していますが、どうなるでしょうか。
今回の報道はアメリカの出来事ですが、実際日本はどうなんでしょうか。
「自分のCD、まさかそんなことはない」と思っていても、もしかすると・・・・。
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