Facebookは、現在提供中のライブ配信機能を拡張し、「360度動画のライブ配信」サービスである「Live 360」を提供すると、海外メディアRecodeなどが報じています。
360度動画のライブ配信サービスは多くの企業が参入・参入表明していますが、Facebookも流れに乗りました。
ライブ配信、特にVRや360度は成長の鍵に
Recodeによると、ライブ配信機能は現在のFacebookにとって最大のマーケティングツールであり、成長の鍵になっているようです。
これはFacebookに限らず、あらゆるメディアにおいてユーザー体験を向上させるために、「動画」関連のサービスを取り込んでいるのが現状ですね。
実際、Facebookは魅力的なライブビデオを制作するために、Vox Mediaや有名ブランド、著名人などとタイアップしており、ニュースフィードにライブビデオを表示させるなど大規模なマーケティングを実施してきました。
またFacebookは、VRヘッドセット界隈で有力な「Oculus」も参加に収めていますので、360度ライブ配信にシフトしていく流れは、ごく自然であるとRecodeは報じています。
今回リリースされる360度の動画配信「Live 360」は、まずは著名なパブリッシャーのみ利用できるようですが、来年には一般向けにも開放されるようです。
僕は何度か他の記事でも書いていますが、音楽業界のライブ配信に関しても、今後は確実に360度動画が主流になってきます。
それは、アーティストと一緒にステージにいるような体験から、客席から会場を360度見渡せるような体験まで幅広いものになってくるでしょうが、今回のFacebookに限らず「360度ライブ配信サービス」の動向を追っていきます。
Source:
Facebook will soon let you broadcast 360-degree videos live