定額制音楽配信サービス「KKBOX」は、KKBOXアプリに新機能「マルチアングルストリーミング/360°動画」を追加したと発表しました。
第一弾として、1月21日(土)に台湾・台北アリーナで開催する『第12回 KKBOX MUSIC AWARDS』の生中継を実施します。
続々登場する「マルチアングル」と「360°動画」の配信機能
今回KKBOXが発表した「マルチアングルストリーミング」機能は、ステージの様々な角度からのライブ映像を自由に切り替えることができるようになっています。
QAサイトによると3アングルのカメラがあるようで、例えばボーカルだけを見たい人はボーカルだけのカメラアングルで、ギターだけを見たい人はギターだけのカメラアングルで視聴ができるようです。
通常のライブ映像は編集によってカメラのスイッチングが行われていますが、「俺はギタリストだけ見続けたい!」みたいな視聴スタイル・需要に応えることができますね。
また、360°動画も一般的になってきましたが、スマホのKKBOXアプリからライブを視聴することで、スマホを傾けたり画面をスワイプさせながら、好きな角度・アングルでライブを視聴できます。
先日「Video Clipper」というアプリの360°ライブ動画配信についても紹介しましたが、こういった機能で音楽のライブ配信が可能なアプリが続々登場してきて盛り上がりを見せています。
新しい視聴スタイルの提案に加え、さらにプラスαが必要な時代に
このように多くのサービスアプリが、マルチアングル・360度動画など、新しい視聴スタイルを提案しながら音楽イベントのライブ配信に参入してきました。
10年ほど前までは「音楽ライブの配信」といえばWOWOWといった衛星放送やスペースシャワーなどのケーブルテレビが作成するコンテンツが主流でしたが、これらは有名アーティストのコンテンツが主流で、プロが決めたカット割り(カメラアングル)での放送(配信)でした。
その後ニコ生・ツイキャス・YouTubeなど個人バンドでもインターネットを通したライブ配信が可能になりましたが、今度は固定カメラによる固定アングルが主な配信でした。
そして2015年頃から「マルチアングル」や「360度配信」が登場し、「新しい視聴スタイルの提案」として勝負・差別化ができていました。
しかし、現状多くのサービスで「マルチアングル」や「360度動画」を視聴することができるようになり、こういった視聴方法だけでは勝負が難しくなってきていると感じています。
多くのリスナーの支持を得るには、これらに加えて「プラスαとなる体験」を提供する必要がありますね。
そのプラスαが何なのか、いち早く気づいたサービスが音楽のライブ配信界隈で生き残りそうなので、僕も考えようと思います。
第12回 KKBOX MUSIC AWARDS 詳細
- 開催日時:2017年1月21日(土)
- 時間:20:00~23:30 予定(日本時間)
- 場所:台湾・台北アリーナ
〈ライブ生中継 視聴について〉
『第12回 KKBOX MUSIC AWARDS』の生中継は、KKBOXアプリもしくは生中継特設ページから視聴が可能になっています。アプリから視聴する場合は、無料会員/プレミアム会員にかかわらず、KKBOXのアカウント登録とアプリへのログインが必要です。
*アプリダウンロードページ: https://bit.ly/kkboxdl
*第12回 KKBOX MUSIC AWARDS生中継 特設ページ: https://kkbox.fm/S4hasI
*ライブ中継新機能 特設ページ:https://www.kkbox.com/service/live360/jp
Source:
定額制音楽配信サービス「KKBOX」アジア最大の音楽祭『第12回 KKBOX MUSIC AWARDS』1月21日(土)台湾・台北アリーナで開催