音楽業界の仕事を書いていくシリーズ、今回は「ファンクラブやWEBサイト制作会社に転職し、音楽と関わり続ける道」です。
WEB制作会社と聞くと、あまり音楽業界とは関係がないように想像するかもしれませんが、そんなことはありません。
有名アーティストのWEBサイト作成だけでなく、ファンクラブ運営の代行をやっている会社など幅広くあります。
今回はそんな会社を紹介していきます。
有名アーティストのWEBサイト作成やファンクラブを運営している会社
それでは、僕が知っている限りですが、アーティストのWEBサイト作成やファンクラブを運営している会社を紹介していきます。
「音楽業界に関わる仕事がしたい」「WEB系の会社に転職して、音楽業界に関わりたい」と考えている方は、参考にしてみてください。
1.株式会社SKIYAKI
最初に紹介するのは、ファンクラブ制作系のWEB会社では大手の一つ、株式会社SKIYAKIです。
2003年設立で、2014年からはレンタルCD/DVDで有名なTSUTAYAを運営するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)グループの資本が入っている会社ですね。
制作実績をみると「GACKT」や「BLUE ENCOUNT」、「ゴールデンボンバー」といった有名アーティストから、これから売れてくるであろう「THE SIXTH LIE」といった新人アーティストのWEBサイトやファンクラブの制作・運営をしています。
また、WEB制作会社としても大手の部類に入るので、ファンクラブの制作や運営だけでなく、グッズのデザインや制作、アーティストのドキュメンタリー映画制作など、「音楽 x IT・WEB」関連のサービスがメインになっています。
2.EMTG株式会社
次は2007年創業のEMTG株式会社を紹介。
EMTGはUVERworldはコブクロ、サカナクション、THE YELLOW MONKEY、back numberといった有名アーティストをはじめ、約100アーティストの有料ファンサイトはファンクラブの運営を行っています。
またファンクラブ制作でだけでなく、自社でてがける「電子チケット」サービスも展開しており、2016年にはアーティストが所属する事務所11社と資本・業務提携を実施することで、音楽事務所と協力のもと、音楽・エンタメ業界を盛り上げています。
3.株式会社アクセルエンターメディア
株式会社アクセルエンターメディアは2009年創業のWEB制作会社です。
アーティストのファンクラブやファンサイトの制作・運営を行っており、「上白石萌音」や「森山直太朗」といったアーティストのオフィシャルモバイルサイトなどが実績です。
その他、手軽に音楽ストリーミングサービスが始められる「Xplayer Suite」というソリューションを提供しており、以前このメディアでも紹介した「dig dig Musicmine.jp」向けにソリューション・パッケージを提供しています。
他の会社も同様ですが、WEBデザイナー・コーダーといったWEB制作だけでなく、ソリューションパッケージのシステム化や音楽配信システムの構築といったエンジニア系のサービスを提供している点も見逃せません。
4.株式会社ロム・シェアリング
株式会社アクセルエンターメディアは2002年に設立した会社です。
公式サイトによると、国内外のタレント・アーティスト、アスリートや声優など、現在、23件のファンクラブなどを運営しています。
メインの事業はファンクラブ制作や運営代行ですが、楽曲制作といった音楽事業も提供しているようで、会社の実施には、番組キャスティング、イベントキャスティング、楽曲キャスティングやテーマソング制作提供、ゲームソング制作提供などがあります。
5.株式会社エムアップ
最後は2004年創業の「株式会社エムアップ」を紹介。
「音楽オールインワンビジネス」と銘打って、アーティストのオフィシャルファンサイト制作や運営はもちろんですが、CD・DVD・チケットの販売、グッズの直販サイトなども運営しています。
CD・DVDの店頭販売(いわゆる流通業務)もレコード会社との業務提携により行っているようで、有名アーティストから新人アーティストまで、音源の製造から販売、店頭展開の支援など行っています。
ファンクラブやWEBサイト制作制作だけでなく、幅広く音楽業界に関わっている
いかがでしょうか?
こうやってみてみると、どの会社もファンクラブやWEBサイトの制作・運営業務だけでなく、幅広く音楽業界・音楽ビジネスに関わっていますね。
例えば、WEBエンジニアやWEBディレクターに特化した転職サイト【マスメディアン】や【Find Job!】といったサービスで、「音楽 x WEBデザイン」のようなキーワードで仕事を探すと、たくさんの求人が出てきます。
「音楽業界」と聞くと「レコード会社」や「音楽事務所」での仕事を想像しがちですが、WEB制作会社で働きながら音楽業界と関わり続けることもできます。
こちらの記事でも「いかにもな音楽業界」の仕事以外に携わりながら、音楽に関わり続ける道を紹介しています。