国産の定額制音楽配信サービス「AWA」は、サービス提供開始から4周年を迎えることを記念し、2019年5月27日(月)に、「AWA」の4年間の歴史をひもとく『数字で見るAWA』を発表しました。
もう4年も経つんですね。詳しく見ていきましょう。
4年間のAWA基本データ
まずは、配信楽曲数や総再生時間といった基本的なデータです。
2015年5月のサービス開始から4年を経て、配信楽曲数は5,500万曲以上、著名人およびユーザーのプレイリスト数は約1,100万におよび、累計ダウンロード数は1,800万を突破しています。
ユーザーひとりあたりの1日の平均再生時間は約80分となっており、これまで4年間の楽曲総再生回数は100億回を超えました。
また、ユーザーが「AWA」を通して好きな音楽と出会った回数は1,1億回以上とのことなので、AWAを通じてたくさんの楽曲と出会えた結果になりました。
配信楽曲の世界分布
AWAでは世界中の音楽5,500万曲以上を配信しており、現在配信している楽曲を作られた国ごとに分布してみると、アメリカ合衆国が最も多く、1,600万曲を超えています。
次いでイギリスが約700万曲、ドイツが約570万曲と上位を占めており、日本は約120万曲で上位8位となっています。
こちらは配信楽曲が作られた国順に並んでいますので、R&Bやヒップホップをはじめ、あらゆるジャンル・音楽が誕生した音楽大国であるアメリカやUKロックのイギリスなどが上位に来るのは当然ですね。
日本も、音楽売上だけで見ると世界で2番目の市場なのですが、日本発の楽曲(邦楽)の配信数が少ないのは、少し残念な結果ですね。
プレイリストについて
AWAで4年の間に作られたプレイリストは累計1,100万以上にのぼり、1日平均8,000以上のプレイリストが作られています。
2019年1月に提供開始した、自分の作ったプレイリストに自由な言葉でタグをつけることができる「タグ機能」により、これまで3.3万以上のタグがプレイリストにつけられています。
ちなみに、4年間でユーザーが作ったプレイリストへ採用された楽曲TOP3は、
- Ariana Grande「Break Free feat. Zedd」
- 三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE「R.Y.U.S.E.I
- Wiz Khalifa「See You Again (feat. Charlie Puth)
とのこと。
4年間のアーティストへの還元額
この4年間で、AWA経由で楽曲が聞かれたことにより、アーティストや作詞家、作曲家などの権利保有者への還元総金額は、約60億円を超えたとのこと。
これは普通にすごいですよね。
何度かブログでも紹介していますが、この20年ほどの間に日本の音楽市場も大きく変わり、CDなどの物理メディアやデジタル音楽ダウンロード購入経由で、アーティストに還元される金額も大きく減少しました。
その一方、ここ数年で台頭してきた定額制音楽ストリーミングサービス経由での還元額が4年で60億円規模になるなど、順調な伸びが見られます。
もちろん、違法アプリや違法ダウンロードサイトにより、今もなお権利保有者へ収益が支払われないという問題がありますが、ストリーミングで音楽を聞くユーザーが増えれば、収益分配の透明性につながるとともに、日本の音楽業界全体の活性化になりそうですね。
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