定額制音楽配信サービス「Apple Music」は米国時間の4月20日、「Up Next」と呼ばれる新人アーティストの支援プログラムを発表しました。
第1段として、アトランタに住む24歳のラッパー「6lack(別名:Ricardo Valdez)」がプッシュされています。
プログラムの一環として、6lackは今夜(米国時間4月20日)「ザ・レイト・レイト・ショー・ウィズ・ジェームズ・コーデン(The Late Late Show With James Corden)」に出演し、Beats 1のZane Loweによって紹介される番組予定です。また、今後もApple Musicは、6lackの曲をプレイリストやiTunes Storeでも宣伝していく予定です。
Appleが新人アーティストをフルサポート
今後「Up Next」では、毎月Apple Musicがプッシュするアーティストを選出し、「新しいリスナーが良い音楽と出会えるようApple Musicのリソースを使う」と案内しています。
その為に、先ほど紹介した「ザ・レイト・レイト・ショー・ウィズ・ジェームズ・コーデン」えの出演や、その場でのライブ・セッション音源のEP作成や、各アーティストのドキュメンタリーショットの作成などが含まれるようです。
Apple Musicによる「6lack」のプロモーション
音楽配信サービスによる新人アーティストの囲い込みも激化
先日アメリカのTuneCoreが新人アーティストの支援サービスを開始したことも紹介しましたが、音楽配信サービスによる新人アーティストの囲い込みが激化してきています。
日本でもLINEが音楽レーベル「LINE RECORDS」を設立し、アーティストを囲い込もうとしています。
これまでは、「Spotify Early Noise」や、AWAの「Hayamimi Project」などのように、新人アーティストにフューチャーしたプレイリスト作成などがプッシュの手法でしたが、最近では今回の「Up Next」のようなドキュメンタリー作成や有名テレビ番組出演など、より直接的な支援方法に変わってきています。
これらは全て「楽曲の独占配信競争」をの延長で起こっていることですが、今後ますます激しくなりそうですね。
Source:
Apple Music Launches 'Up Next' Developing Artist Program With 6lack