世界最大の定額制音楽配信グサービス「Spotify」は6月15日、月間アクティブユーザー数が1億4000万人を突破したと発表しました。
Today we're happy to announce 140 million users on Spotify! To put it another way, that's one million for every single character in this twe— Spotify (@Spotify) 2017年6月15日
日本の人口以上のユーザーが、Spotifyを使っているのか・・・。
1年間で4000万人増加!およそ3割が有料ユーザー
Spotifyは、2016年6月に月間ユーザーが1億人を突破したとアナウンスがありましたので、この1年間で4000万人のユーザー数が増えたことになります。
その間に有料会員数も5000万人を突破したとの発表がありました。ユーザー数のおよそ35%が有料会員ですね。
これに関しては、ユーザー数が1億人の時点で有料会員数は3000万人を超えていましたので、全ユーザー数のうち、33%-35%程度が有料会員という比率をキープしています。
個人的に、こういったフリーミアムモデルのサービスで有料会員比率が30%を超えてるのって結構、驚きです。
それでも赤字が続くSpotify・・
また今回の発表に合わせてSpotifyは事業の報告書も発表しています。
それによると、2016年の年間売上は前年比52%増の約29億3000万ユーロ(約3600億円)ありましたが、純損失も前年比約2倍の約5億5700万ユーロ(約691億円)に拡大しています。
この赤字体質、もちろんSpotifyの最大のコストは、レコード会社や音楽出版社、各種権利団体に支払うロイヤリティです。
この構造が変わらない限り(ロイヤリティーが下がる or 適正な算出方法が完成する)、なかなか赤字体質から脱却することはできません。
もはや音楽業界はストリーミングサービスに支えられているといっても過言ではない状態にも関わらず、ストリーミングサービス自体が黒字展開できていない状況は、なんとか打破して欲しいものですね・・・。
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