世界中で同様のトレンド・ブームが起こっています。
日本レコード協会が1月25日に発表した内容によると、2017年1月から12月のアナログレコードの年間国内生産枚数は106万枚と、2001年以来16年ぶりに100万枚を上回ったとのことです。アナログレコードの生産数は2013年頃よりじわじわと伸びていましたが、ついに100万枚を突破しました。
それでも日本の音楽業界は低迷中
しかしながら、確かにアナログレコード・ブームが起こり生産数が100万枚を突破したとはいえ、日本の音楽業界は伸び悩みが続いています。実際に2017年1月から12月の累計音楽ソフト生産については、数量で前年比98%の2億245万枚、金額で前年比94%の2,320億円と、いずれも前年割れとなっており、いかにアナログレコード・ブームが起こっているとはいえ、なかなか業界全体では苦しんでいる状態です。
アメリカやイギリスといった海外の音楽市場でも同様のアナログレコードブームは起こっていますが、アナログレコードだけでなくストリーミング配信サービスと合わせてブームが起こっていることから、アメリカやイギリスといった海外の音楽業界は成長している状況です。
2月末にはレコード協会より2017年の音楽業界全体の数字が発表されると思いますが、果たしてどのような結果になるか注目です。
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